低刺激に作ろうとしたけど、やっちゃったパターン
ヘア&スカルプという名称にあるとおり、結局どちらにもいい顔しようとして極めて中途半端になった一品の典型です。
洗浄剤は腫れ物を触るかのような洗った感が乏しい構成で、上質さを通り越して物足りない気分にさせられそうなもの。
かと思えば、ステアラミドプロピルジメチルアミンのようなカチオン界面活性剤を配合して髪の指通りを直接的によく見せようとする。
4級カチオン界面活性剤に比べてマイルドな3級とはいえ、頭皮環境系製品には入ってほしくないタイプの成分です。
頭皮の洗浄はあまりできず、かといって有効成分を浸透させるでもない、それどころか髪をさらっとさせるために頭皮に負担を強いる。
そのわりにコンディショニングが高いわけではなく'マイルドなシャンプーで洗った'程度の仕上がり。
これでは何のためにこのシャンプーを使うのか意味不明であり、満足感を得たり頭皮を改善させたりすることなど期待するのが難しいように思えてならない一品です。