解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ハウスオブローゼ / HOUSE OF ROSEブランド名
ハウスオブローゼ容量
300ml参考価格
2750円1mlあたり
9.2円JANコード
4977673120044KaisekiID
7371全成分
ボタニカルとかオーガニック系と言われるシャンプーの悪い面が出てしまっている内容だな、と思います。
植物由来なら優しい、というイメージで売ろうというのはわかるのですが、そもそも植物って必ず人間に優しくできているというわけではないという当たり前のことを思い出す必要がありそうです。
ラウロイルサルコシン塩がベースとなっている洗浄剤。これは殺菌作用を持たせたい歯磨き粉のような処方で、半アミノ酸系というわりに人にはあまりやさしくありません。また、口の中では役立つ殺菌作用が、頭皮にとって必ずしも必要というわけではないのです。
添加されているオレフィンスルホン酸ナトリウムにしても洗浄力が非常に強く、ボタニカルなイメージのシャンプーとしてはかなりクレンジング力高めな設定となっているのがわかります。
全成分表の下の方に気休め程度にココイル加水分解コラーゲンKが配合されていますが、超優秀な洗浄剤であっても、この配合量では存在感を発揮できないでしょう。
香り付けなどの目的で多種配合されている植物エキス。しかし、ここでもリスク要因があります。
レモン果皮油、という素材は防腐効果を狙って配合されることがある成分ですが、光毒性がグレープフルーツ果皮油の5倍強く、頭髪及び頭皮に残ってしまうと思わぬ刺激を受けてしまう可能性があります。
ベルガモット果実油はギリギリ大丈夫ですが、これがもしベルガモット果皮油だったらグレープフルーツ果皮油の実に10倍のリスクを負うことになったでしょう。
ただ、レモン果皮油の光毒性も十分に強いのです。
洗浄剤の部分にしても、前述した光毒性にしても、マイルドシャンプーと言うには無理がある、ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
洗浄剤に関しては一般的な市販シャンプーよりもリスクが高そうですし、植物由来成分のリスクの部分に対する認識も少し浅めな印象が強いです。
よくある大手の市販シャンプーの方がむしろ安全な印象ですし、このないようにして3000円近い価格というのは割高感を禁じえません。
すごく良いな、という部分が乏しい感じがどうしてもしてしまうシャンプーで、少しおすすめしづらいですね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。