解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ハウスオブローゼ / HOUSE OF ROSEブランド名
ハウスオブローゼ容量
200ml参考価格
2420円1mlあたり
12.1円JANコード
4977673114135KaisekiID
7372全成分
ハウスオブローゼのブランドイメージ的に,ボタニカル思考的な製品づくりなのかなと勝手に思っていましたが、このバオバリッチダメージケアトリートメントに関してはボタニカルのボの字もないような構成で、ちょっと驚きでした。
よく言えば実際の効果を取ったような形になるかと思います。
様々な成分が配合されている中で、核となっている部分は毛髪補修効果、ボリュームアップ効果の部分かと思います。
メドウフォームラクトン、ケラチン、セラミドといった素材による補修効果により、髪をふんわりと仕上げる作用が期待されます。
この他の部分に関しては主に油分補給による潤滑性付与となっていて、潤滑性に関してはさほど性能が良いとは言い切れない部分があるので、メインはボリュームアップ効果であるかなと判断しました。
ただし、全体的にバランスはそこそこ良いものの効果はさほどクオリティが高いと思わせるものがなく、何かが際立って改善されるという手応えがやや薄味である印象のトリートメントです。
簡単に言えば、いわゆるコンディショナーの使用感といったレベルになる可能性があるでしょう。
セラミドやメドウフォームラクトンあたりの効果によって、使うたびに髪がしっかりしていくような手応えを作り出す可能性がありますが、一方でコーティングの面に関しては微妙に蓄積しやすいデメリットが見られ、メリットとデメリットが相殺されるというのが印象です。
バオバブ油やアルガンオイル、亜麻仁油などのエモリエント効果が自慢、と宣伝されている部分に関しては、髪につける以上は皮膚にもたらすようなメリットは得られず、あくまでも油分補給以上でも以下でもないといった効能となりますので、それを言うならメドウフォームラクトンやクオタニウム33のような素材に着目した方が正確に仕上がりを予測できるでしょう。
値段の割には期待したほどのダメージケア効果は得られにくいのかな、というのが印象ですし、ダメージ補修効果やコーティングの部分のクオリティをもっと向上させる余地があるのではないかと感じました。
一時的には感触を良くすることはできますが、コーティングの均一性だったり、ダメージ補修の守備範囲だったり、細かい部分のクオリティがさほど高くなく、言ってみれば大雑把なコンディショニング効果、つまりはコンディショナー的な仕上がりに留まるのではないかと思います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。