広告を含みます。
大量の火山土と、石けんによる汚れ一掃系洗浄剤。
テーマとしては皮脂の存在を一切認めない、という姿勢が見て取れ、
良くも悪くも皮脂は一掃され、かつ皮脂の分泌も抑えようという意図が見て取れます。
粘土、石けんの脱脂と、ファルネソールなどの皮脂コントロール、収れん剤による皮脂の引き締めなど、まさに頭皮(肌)から皮脂を締め出そうという一品です。
ただし、皮脂はそんなに邪魔者なのか、という問いへの答えが問題となります。
確かに、男性型薄毛の原因の1つに皮脂が由来することがありますが、
基本的に皮脂は肌と髪を外部からの刺激から守り、乾燥から守り、常在菌を適切なバランスで存在させ、肌のセラミド等の産生に重要なpHを調整する役割をするなど、
脱毛や臭い以外では必要不可欠なものとして分泌されていることを忘れてはなりません。
この製品は皮脂の役割を全否定し、肌から締め出してやる!二度と顔を見せるな!という意図の元つくられており、
私はその意見に同意はしかねます。
適切な皮脂の役目を、適切に管理するのが望ましく、
このような製品を使っていくことが肌の健康になるというのは大きな勘違いと認識すべき。