アミノ酸系シャンプーの入門編、PrigLio(プリグリオ) D オレンジシャンプーの真価は?

アミノ酸系シャンプーの中でも、特に肌に優しく、高いコンディショニング作用を持つココイルグルタミン酸TEAを主成分としたPrigLio(プリグリオ) D オレンジシャンプー。これは、ダメージヘア対応のハーブシャンプーとして開発され、頭皮ケア効果を狙った商品です。しかし、その頭皮ケアエキスのセットはやや凡庸で、特別な差別化は見られません。それでも、マイルド志向でアミノ酸系シャンプーをお探しの方には、コスパの良さから見ておすすめの一品と言えるでしょう。

PrigLio(プリグリオ) D オレンジシャンプーの商品概要

メーカーからの商品説明

このシャンプーは自然派指向の方々をターゲットに開発されました。パーマやヘアダイ、紫外線などで傷んだ髪にうるおいを与え、穏やかに洗い上げます。また、精油の香りが心身にリラックス感を与えながら、髪のコンディションを整えます。

商品の品質を数値化

この商品は、2851個中598位という総合ランクを獲得しています。総合点は5点満点中2.87点であり、素材のレベルは2.5点、安全性は4.9点と非常に高い評価を受けています。また、洗浄剤の品質も3.3点と平均以上の評価を得ています。一方で、髪補修力は1.4点と低く、育毛力も2点と平均以下の評価です。

特に注目すべきは、1mlあたりの金額がアミノ酸系としてはかなりお得感があるところ。また、コスパは5点満点中4.1点と高評価であり、価格に見合った価値がある商品と言えるでしょう。

注目の成分：ココイルグルタミン酸TEAの特徴と効果

ココイルグルタミン酸TEAは、アミノ酸型の洗浄剤として知られ、エモリエント（肌を柔らかく保つ成分）としての特性を持つ。この成分は、肌に優しく、高いコンディショニング作用（肌や髪の手触りを良くする効果）を発揮する。特に、敏感な頭皮やダメージを受けた髪に対して優れた効果を示すため、ベビーシャンプーやダメージヘア用シャンプーに多く使用されている。ただし、単体では泡立ちが少ないため、他の界面活性剤と併用することで洗浄力を向上させることが一般的である。

PrigLio(プリグリオ) D オレンジシャンプーのメリット

刺激が少なく髪を傷めにくい

ココイルグルタミン酸TEAをベースとしたアミノ酸系の洗浄剤を使用しているため、頭皮や髪への刺激が少なく、傷んだ髪や敏感肌にもやさしい製品です。洗浄力は控えめですが、髪を傷めることなく洗浄できるのが特徴です。

植物エキスによるコンディショニング効果

31種類の植物エキスを配合しています。アルニカ、カモミール、ローズマリーなどの抗炎症作用や血行促進作用のある植物エキスにより、頭皮環境を整えつつ、うるおいを与えることができます。ただし、配合量や種類は一般的なレベルであるため、劇的な頭皮ケア効果は期待できません。

PrigLio(プリグリオ) D オレンジシャンプーのデメリット

洗浄力が弱め

刺激の少ないアミノ酸系洗浄剤のため、泡立ちや洗浄力は弱めです。汚れが気になる方には物足りなさを感じる可能性があります。洗い流しにくさを感じることもあるでしょう。

頭皮ケア成分の効果は限定的

31種類の植物エキスを含む頭皮ケア成分を配合していますが、特筆すべき成分は見当たりません。配合量も多くはないため、頭皮環境を劇的に改善する効果は期待できません。

まとめ

PrigLio(プリグリオ) D オレンジシャンプーは、アミノ酸系の洗浄剤を使用することで刺激が少なく、髪を傷めにくいのが特徴です。一方で洗浄力が弱めなのが欠点で、頭皮ケア効果も限定的です。ダメージを気にする方や敏感肌の方におすすめですが、洗浄力を求めるなら他の選択肢も検討する必要があるでしょう。コスパはまずまずで、アミノ酸系シャンプーをお試ししたい方に適した1本といえます。