解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
花王ブランド名
セグレタ集中美容容量
180ml参考価格
2074円1mlあたり
11.5円JANコード
4901301248985KaisekiID
7389全成分
確かにツヤを出せるヘアマスクですが、ヘアエステと呼ぶに相応しい内容かどうかは微妙です。
特徴としては3級カチオン界面活性剤(ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド)ベースで肌に優しいこと。これは、肌に直接つけても害が及びにくい(その代わりヘアケア効果が劣る)という特徴を端的に表しています。
この他には、グリコール酸や乳酸などによる髪に付着したミネラル文の除去、そしてシリコン類によるコーティング、さらに(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチルが光沢を与える油膜を形成、という順序になります。
ジメチコンから始まり、(ビスイソブチルPEG-15/アモジメチコン)コポリマーやアモジメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ビスメトキシプロピルアミドイソドコサンなど、いずれもコーティングさように特化した成分を多く配合しています。
このことにより仕上がりには重厚な皮膜による艶が目立って見られることでしょう。
ただし、3級カチオン界面活性剤ベースということもあり、ダメージ補修能力はかなり低いので、皮膜形成の持続性や均一性には欠けるものと思われます。
このようなコーティング成分は、ダメージ部分が補修されていることありきで綺麗に形成されるといえますので、必然的にリペア能力の低いこのような処方では、コーティング成分がいくつ配合されていても乗っかる土台がぐらついてうまく貼り付けない、というイメージです。
ベースが肌に優しいという処方自体は明らかにメリットのあるものですが、もしその前提でヘアマスク効果を高めるのであれば、別途ダメージリペア成分を配合すべきだったのではないかと思います。
理想と現実の間をつなぐ役割が抜け落ちてしまっているような処方に見えるので、その辺が改良の余地があるのかもしれません。
さらに細かいことを言えばラノリンはアレルギー性があるよなぁとか、乳酸やグリコール酸やオキシベンゾンも刺激があるよねとか、突っ込みどころは細かくなくもないです。
まとめると、ヘアケア製品としては肌にやさしい作り。そのトレードオフとして、ダメージケア効果が薄い。
ダメージケアがあまりされていないので、コーティングが均一にきれいに形成されづらい。
よって、三宅や効果は持続性が低いと思われる。
肌に直接塗りこむと、添加剤のいくつかは肌に優しくないものもあるので注意。
コーティング成分は豊富だが、機能性はそこまで高くない。
やや蓄積性のあるコーティング成分。あまり頻繁に使わない方が良いかも。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。