総合点
2.17総合ランク
2517個中 818位成分数
31植物エキスの数
1コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
0注意が必要な素材
0メーカー
花王ブランド名
エッセンシャル容量
200ml参考価格
1320円1mlあたり
6.6円JANコード
4901301436771ASIN
B0CXHFZQND発売日
20240405KaisekiID
9723皆さん、こんにちは。解析チームです。今回は、花王の「エッセンシャル プレミアム バリアトリートメント」という、話題のトリートメントについて、私なりの見解をお話ししたいと思います。
このトリートメント、「うるりドロップ」という美容液成分が配合されているそうですが、実際のところ、どれだけの効果が期待できるのでしょうか?一緒に確かめていきましょう。
ここで少し余談ですが、花王といえば、日本を代表する化粧品メーカーの一つですよね。長年にわたって、様々な革新的な商品を生み出してきました。その花王が手がけるトリートメントということで、期待が高まります。
解析の結果、このトリートメントの総合ランクは2512個中817位という結果になりました。素材のレベルや髪補修力、コスパなどは決して高くはありませんが、使用感と保湿力は高評価です。一体どういうことなのでしょうか。
このトリートメントの注目成分は、ステアロキシプロピルジメチルアミン、(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマー、ビスメトキシプロピルアミドイソドコサンなどです。
ステアロキシプロピルジメチルアミンは、肌刺激はソフトですが、ダメージカバー能はあまり高くないというのが特徴です。
(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマーは、肌の保湿力を向上させ、バリア機能を補修する効果が期待できます1。また、肌の摩擦を軽減し、化粧崩れを防ぐ効果もあるそうです。
ビスメトキシプロピルアミドイソドコサンは、髪の内部にまで浸透し、ダメージヘアを修復する働きがあります。より健康的でハリのある髪を目指せそうです。
メリットは、何と言っても使用感の良さと高い保湿力でしょう。アルガンオイルやホホバ種子油、ヒマワリ種子油などの「プレミアム保湿オイル」が配合されているため、髪がしっとりとまとまるのが特徴です。また、「うるおいバリアEX処方」により、ダメージ補修や湿気・摩擦からの保護効果も期待できます。
一方、デメリットとしては、3カチベースであるため、毛髪コンディショニング効果が低い点が挙げられます。コクのある油剤の配合で物足りなさは感じにくくなっていますが、ダメージ補修能力はあまり期待できないと考えた方が良さそうです。
ちなみに、トリートメントの処方設計において、カチオン界面活性剤の選択は非常に重要です。カチオン界面活性剤は、髪の表面に吸着して保護膜を形成するため、ダメージヘアの補修に欠かせない成分なのです2。このトリートメントに使用されているステアロキシプロピルジメチルアミンは、比較的マイルドなタイプのカチオン界面活性剤ですが、より強力なコンディショニング効果を求める人には物足りないかもしれません。
さて、このトリートメントは一体どんな人に向いているのでしょうか。
このトリートメントは、髪のダメージが軽度から中程度の人におすすめです。高い保湿力と使用感の良さが魅力ですが、ダメージ補修能力はそれほど高くないため、重度のダメージヘアには不向きかもしれません。
また、熱スタイリングを頻繁に行う人にも良い選択肢になるでしょう。「うるおいバリアEX処方」により、アイロンなどの熱ダメージを予防し、髪を保護してくれるはずです。
価格は1,320円と、トリートメントとしては平均的な価格帯です。コスパを重視する人には少し高く感じるかもしれませんが、使用感と保湿力を考えれば、許容範囲内ではないでしょうか。
総合的に見ると、このトリートメントは、軽度から中程度のダメージヘアを、手軽にケアしたい人におすすめです。花王の技術力が詰まった、なかなか魅力的な商品だと言えるでしょう。気になる人は、ぜひ一度試してみてください。
・使用感と保湿力に優れている
・ダメージ補修能力はそれほど高くない
・軽度から中程度のダメージヘアにおすすめ
・熱スタイリングを頻繁に行う人にも良い選択肢
・コスパは平均的
1 Bhushan, B. (2019). Biopolymers in Personal Care and Cosmetics. Applied Polymer Science: 21st Century, 577-616. 2 Gavazzoni Dias, M. F. (2015). Hair cosmetics: An overview. International Journal of Trichology, 7(1), 2-15.シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。