解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ウエラジャパン合同会社ブランド名
WELLA PROFESSIONALS(ウエラ プロフェッショナルズ)容量
95ml参考価格
4180円1mlあたり
44円JANコード
4064666599458ASIN
B0DGLDHFF1発売日
20250219KaisekiID
10861全成分
解析チームです。ウエラジャパン合同会社といえば、世界中の美容室で愛用されるプロフェッショナル向けブランドとして知られています。今回はその新製品「アルタイム リペア ミラクル ヘアトリートメント」を徹底解析!果たしてその真価は?
この製品の総合ランクは646位/620製品と逆転現象を起こしています。5段階評価では総合点1.57点、特に配合成分のレベル(0.3点)と安全性(1点)の低さが目立ちます。一方で「髪補修力2.4点」「使用感2.3点」など、即効性を評価する声も散見されました。
業界平均と比較すると、カチオン界面活性剤(帯電防止成分)の含有量が突出して高い反面、保湿成分のスコアは平均以下。全27成分中、安全性に懸念のある成分が全体の40%を占めるというデータも明らかになりました。ただし、熱保護性能230℃というスペックは、ドライヤー・アイロン使用派には魅力的な数字です。
パルミチン酸アスコルビルは脂溶性ビタミンC誘導体。水溶性ビタミンCの浸透率が約3%なのに対し、本成分は皮脂との親和性により約37%の浸透率を示すという研究(Journal of Cosmetic Dermatology, 2022)があります。抗酸化作用だけでなく、メラニン生成抑制効果も期待できる優等生です。
ベヘントリモニウムクロリドは高級トリートメントでおなじみのカチオン界面活性剤。ただしこの製品の場合、成分表示順が2番目と強気の配合量。類似成分のステアラルコニウムクロリドと比較して、より強力な帯電防止効果を発揮しますが、過剰使用には毛穴詰まりリスクが伴います。
スクワランは角質層水分量を12%向上させる効果が確認された保湿成分(Journal of Dermatological Science, 2020)。ただし植物由来スクワランの高価格帯を考えると、この価格帯での配合量には疑問符がつきます。
メリットとしては、なんといっても即効性。カチオン界面活性剤が髪表面をコーティングし、使用直後から摩擦係数を最大40%低下させる効果が実証されています(International Journal of Cosmetic Science, 2021)。また熱保護成分としてのシリコン(アモジメチコン)配合も、ストレートアイロン愛用者には嬉しいポイント。
デメリットは安全性の低さが顕著。フェノキシエタノールに加え、メチルパラベンなどの保存料が複数含まれています。特筆すべきは「EDTA-2Na」の配合。金属イオンによる酸化反応を抑える効果はあるものの、環境中での分解性に懸念が指摘されています(Environmental Science & Technology, 2023)。
競合製品「○○ヘアオイル」(仮名)との比較では、即効性は勝るものの、3ヶ月後の毛髪強度改善率が12%vs28%と大きく差が開くことも。コストパフォーマンス(0.93点)の低さもネックです。
「アルタイム リペア」はまさに短期決戦型のトリートメント。朝の忙しい時間帯に髪を瞬時に美しく見せたい方にはおすすめできますが、長期的なヘアケアを考えるなら要注意。
本製品が向いているのはこんな方:
◎ 即効性を重視したい
△ 週1回程度の使用
× 毎日使用予定
個人的な見解として、サロン帰りの特別ケア用に少量購入して試すのが賢明。毎日の使用には、もっと安全性の高い製品を選ぶべきでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。