解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社エクロールブランド名
G.H.S(ジーエイチエス)ヘアーコントロールトリートメント容量
600ml参考価格
4860円1mlあたり
8.1円JANコード
4580471737835ASIN
B0BVKHQ2BJ発売日
20230212KaisekiID
8966全成分
G.H.S(ジーエイチエス)ヘアーコントロールトリートメント プレミアムは、トップヘアメイクアップアーティストである七條氏がプロデュースし、TV通販でも大人気の商品です。シリーズ累計販売数100万個を突破。このトリートメントの人気がすごそうなのはわかりましたが、実際のクオリティはどのようになっているでしょうか。気になりますよね。
早速その内実について検証していきたいと思います。
ベースに4カチ(4級カチオン界面活性剤)ベヘントリモニウムクロリド、アモジメチコンなど。しっとり系のベースです。そしてPPT成分ケラチン、シルク、コンキオリン(真珠)、コメタンパクなど。
続いて(加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー。熱を味方にしてコーティングを強める効果があります。セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパクは18-MEA(毛髪のバリア)構造に類似し、毛髪表面を理想的な状態に補修。
イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート(羊毛)は18-MEAの構造に類似して、キューティクルの接着剤のような役割を果たし、ツヤ、潤滑性を向上させます。
ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2はラノリンに似た構造のペースト状エステルで、延びがよく使用感に優れる。滑らかな仕上がり。
メトキシPEG/PPG-7/3アミノプロピルジメチコンは蓄積しにくい構造のシリコーン素材です。
代表的なものを挙げていきましたが、髪の表面処理を中心にかなりクオリティの高い仕上がりが期待できそうなことはわかったかと思います。徹底してツヤ感、指通りの向上という点にフォーカスしているのが印象的です。
このトリートメントのもう一つの特徴は、植物エキスが豊富に含まれていることです。これは、クオリティが高く注目に値する要素かもしれませんが、残念ながら、ベースにはカチオン界面活性剤が含まれているため、頭皮に塗ることはできません。タンパク変性作用があるためです。そのため、この製品では植物エキスの良さはあまり発揮できないのではないかと考えられます。
ムルムルバターやクパスオイルの潤滑性くらいは感じられそうですし、香りで貢献している、と言えなくもないですがね。
前述したとおり、植物エキスが豊富に含まれているものの、その効果はあまり発揮されないと考えられます。肌に塗る安全性は期待しないほうがよいからですね。
それと、髪自体を強化するという要素はあまりなく、表面をきれいにすることに特化している、という点では髪のボリュームを向上させたい人にも向きません。ダメージリペア、ということを期待するトリートメントではないわけですね。まったくないこともないですが、見た目改善に特化系ですのであしからず。
それと、5000円近いという値段もどうかな、と引っかかるポイントです。その価値を見いだせる人向け、ということになるでしょう。
このトリートメントは、髪の表面をきれいにし、ツヤ感と指通りを向上させることに特化しています。とにかくツヤ、ツヤがほしい、軽やかな指通りを希望、ということでしたら選択肢として悪くないでしょう。
値段はちょっとやそっとで買えるような感じの設定ではないので、この値段を払うなら・・と他の選択肢がよぎる人には向かない可能性があります。あくまでもこのブランドのファンであって、表面処理によるツヤ、指通り重視な方に適しているトリートメント、と言っていいでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。