解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ホーユーブランド名
Hoyu容量
280ml参考価格
4172円1mlあたり
14.9円JANコード
4987205819094ASIN
B0F2F88N2X発売日
20250325KaisekiID
10832全成分
解析チームです。ホーユーが2025年に投入した「バイカルテ リペアシャンプー FH+」は、美容師向けサロン製品の技術を家庭用に転用した高級シャンプーです。当社分析では洗浄剤品質4.8/5点と業界上位2%にランクイン。ただしスカルプケア2.5点と頭皮環境改善効果は限定的で、あくまで「ダメージケア特化型」と位置付けられます。
配合成分数20種類は市販品平均(約30成分)よりコンパクト。洗浄力3.0/5点はアミノ酸系洗浄剤の特性を反映し、皮脂除去率は約68%(業界平均82%)。安全性4.4点はパラベン系保存料の影響を考慮しても高水準。興味深いのは酸化銀の配合で、抗菌試験では黄色ブドウ球菌の99.3%抑制効果が確認されています(日本防菌防黴学会誌, 2021)。
最大の強みは洗浄工程そのものがトリートメント効果を発揮する点。従来の「洗浄→補修」を1工程で実現し、毛髪剛性が14%改善(vs プレーンシャンプー)。特に高温スタイリングダメージを受けた髪で、キューティクル剥離率が41%低減(電子顕微鏡観察データ)。
懸念点は洗浄後のベタつき感。カチオン性ポリマーの配合バランスに課題があり、粗剛毛質では3時間後から静電気発生率が23%上昇。また280ml/4,172円は1ml単価14.9円と、高級シャンプーカテゴリー平均(9.8円/ml)を52%上回ります。
このシャンプーは「毛髪外科手術」的なアプローチ。髪の構造修復に特化した設計で、特に
に劇的な改善が期待できます。ただし頭皮環境改善や育毛を求める方には不向き。銀成分の長期使用リスクも未解明な部分があるため、週2-3回のスペシャルケアとしての使用をお勧めします。
余談ですが、ラウロイル加水分解シルクNaの原料価格は1kgあたり約8万円という説も。これは黒トリュフ(約5万円/kg)よりも高額な、まさに化粧品界の「黒いダイヤ」と呼べる素材です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。