解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ホーユーブランド名
Hoyu容量
200ml参考価格
1008円1mlあたり
5円JANコード
4987205834219ASIN
B087LWLK1D発売日
20200424KaisekiID
8820解析チームです。髪のケアに悩む皆さん、こんにちは。今日は、ある製品について深掘りしていきます。美しい髪を求める多くの人々が注目する、某有名ヘアケアブランドの新作。そう、プロマスター スウィーティア ヘアトリートメントです。
皆さん、トリートメントって本当に髪にいいの?と思ったことはありませんか?実は、その疑問、的を射ているんです。今回は、このプロマスター スウィーティア ヘアトリートメントを徹底解析し、その真の姿に迫ります。
ホーユーといえば、プロ仕様の製品で知られる老舗メーカー。美容室でよく見かけるブランドですよね。でも、プロ仕様イコール高性能というわけではないんです。それでは、さっそく中身を見ていきましょう。
解析結果によると、プロマスター スウィーティア ヘアトリートメントの総合順位は2588個中1899位。おや、これはちょっと意外な結果かもしれません。総合点は5点満点中わずか1.73点。これはかなり低い評価ですね。
特に注目すべきは素材のレベルが5点満点中0.5点という驚くべき低さです。一方で、保湿力は4.1点とかなり高めの評価を得ています。この対照的な結果は何を意味するのでしょうか?
成分を見てみると、水、セテアリルアルコール、ジメチコンが上位を占めています。これらは一般的なヘアケア製品によく使われる成分ですが、特別な効果を期待できるものではありません。
注目の成分として挙げられている酒石酸は、確かに保湿効果があります。しかし、これはヘアケア製品というよりも、スキンケア製品でよく使われる成分です。髪の毛に対する直接的な効果は限定的かもしれません。
まず、このトリートメントのメリットを見ていきましょう。カチオン性界面活性剤(ベヘントリモニウムクロリド)の使用により、髪の表面に吸着してコンディショニング効果を発揮します。これは多くのトリートメント製品に共通する特徴ですが、効果は確かです。
また、シリコーン(ジメチコン、アミノプロピルジメチコンなど)の配合により、髪の表面をコーティングし、なめらかさと艶を与えます。特にアミノ変性シリコーンは、髪への吸着性が高く、持続的な効果が期待できます。
余談ですが、シリコーンって悪者扱いされがちですよね。でも、実は髪や肌に対してほとんど化学変化を起こさない、安全性の高い成分なんです。毛穴詰まりの心配もほとんどありません。ただし、使いすぎには注意が必要ですよ。
デメリットとしては、コンディショナー程度のヘアケア効果しか期待できない点が挙げられます。トリートメントと銘打っているわりに、特別な補修効果は期待薄です。
さらに気になるのは、アミノ変性シリコーンのビルドアップ(蓄積)の可能性です。使い続けることで、髪に過度なコーティングが形成され、逆に髪の健康を損なう可能性があります。
ここで豆知識。カチオン性界面活性剤って、実は髪だけじゃなく頭皮にも影響を与えるんです。頭皮に残留すると、毛穴を詰まらせたり、炎症を引き起こしたりする可能性があります。だからこそ、しっかり洗い流すことが大切なんですね。
プロマスター スウィーティア ヘアトリートメントは、一見するとプロ仕様の高機能トリートメントに見えますが、実際はごく普通のコンディショナーと大差ない製品だということがわかりました。
保湿力は高いものの、髪の補修や頭皮ケアの面では期待薄。シリコーンによる一時的な艶やなめらかさは得られますが、長期的な髪の健康改善は難しいでしょう。
このトリートメントは、特別なケアを必要としない健康的な髪の方や、短期的な仕上がりを重視する方には適しているかもしれません。しかし、damaged or chemically treated hairの方や、本格的な髪質改善を目指す方には物足りない結果になりそうです。
結局のところ、このトリートメントは「プロ仕様」という看板に偽りありという印象です。本当に髪のことを考えるなら、もっと成分にこだわった製品を選ぶべきでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。