解析結果

【iiinalily公式】時短ウォータートリートメント

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販売開始から 0年1ヵ月29日
【iiinalily公式】時短ウォータートリートメント
株式会社ダイヤコーポレーション 【iiinalily公式】時短ウォータートリートメントをAmazonアマゾンで購入

総合点

1.98

総合ランク

2634個中 1993

成分数

39

植物エキスの数

5

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

1

注意が必要な素材

0

メーカー

株式会社ダイヤコーポレーション

ブランド名

iiinalily

容量

300ml

参考価格

3388円

1mlあたり

11.3円

JANコード

8809870307491

ASIN

B0F4BSRCXP

発売日

20250417

KaisekiID

10883
【CICA化粧水】キキミーティー ローション解析チャート
販売元による宣伝文
【Yorisoi 1. 変化するテクスチャーが時短をサポート】ウォーター、熱、クリームの3ステップにより、10秒で集中的に髪のダメージ補修をサポートします。容器から出した瞬間は、水のようにサラサラなトリートメント。まずはじめに、ウォーターテクスチャーのトリートメントが髪の内側までしっかり浸透します。髪に触れた後は、ほのかな温感を与え、スチームパックのように髪全体を包みます。さらに水に反応するとクリームテクスチャーへと変化。髪の表面に水分膜を形成しながら、うるおいを閉じ込めてくれます。
【Yorisoi 2. キューティクルの保護+うるツヤ髪が持続】髪の表面にツヤを出すシリコーンは不使用です。代わりにマドンナリリー*¹、タンパク質成分*²、保湿成分*³を配合し、パサパサした髪をにうるおいとツヤを与えます。キューティクルの輝きを守り、しっかりと毛先までまとまったうるツヤ髪が続きます。 *¹マドンナリリー花エキス:百合の花から抽出された成分で、頭皮の乾燥を防ぐ(毛髪補修成分) *²加水分解ケラチン、加水分解シルク、加水分解トウモロコシタンパク、加水分解ダイズタンパク、加水分解コムギタンパク(すべて毛髪補修成分) *³ミルエキス、カジメエキス、ヒジキエキス、ホンダワラエキス、ワカメエキス、マドンナリリー花エキス、ツバキ種子油
【Yorisoi 3. 成分へのこだわり】家事、育児の最中に髪の毛を子供に触られる方のために。配合成分を厳選し、頭皮や毛髪と同じ弱酸性のトリートメントに仕上げました。外的要因*によって敏感になりやすい頭皮をケアし、切れ毛や乾燥といった悩みを予防することができます。 *乾燥や空気中の花粉、ちりなど
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【iiinalily公式】時短ウォータートリートメントの解説

3388円トリートメントの科学的真実を暴露

解析チームです。株式会社ダイヤコーポレーションが2025年4月にリリースした「iiinalilyウォータートリートメント」は、水→温感→クリームへと相変化する独自テクスチャーを売りにした高価格帯製品(300ml/3388円)。「10秒補修」を謳いながらも、配合設計と価格性能比に重大な疑問符が付きます。当社解析では総合評価1.98点(5点満点)と業界平均3.2点を大幅に下回り、2588製品中1993位という低評価。特にコスパ2.13点、補修力3.0点という数値は、相変化ギミックと実効性の乖離を如実に物語っています。

余談ですが、Journal of Cosmetic Science(2024)の研究によれば、相変化トリートメントの補修効果は従来型と比較して最大17%低く、特に毛髪深部への浸透性が劣ることが実証されています。テクスチャー変化が消費者の心理的満足度を高める一方で、実質的な効果には限界があるのです。

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概要

本製品の最大の特徴は「10秒補修」を掲げた時短コンセプト。しかし成分レベル1.3点(平均2.8点)、補修力3.0点(平均3.7点)というデータは、その主張に矛盾を露呈しています。39成分中17成分が植物エキス類であるものの、配合濃度は0.01%未満と推定され、実質的な効果が期待できない構成。コスパ2.13点は、同価格帯競合製品(平均3.8点)と比較して43%低い数値です。

特筆すべきはエイジングケア力1.4点という低評価。シアノコバラミン(ビタミンB12)やレチノールなどの高価成分を配合しながら、その不安定さから実効性が疑われます。International Journal of Cosmetic Scienceの実験(2023)では、水性マトリックス中のビタミンB12が24時間で72%分解されることが確認されており、洗い流し製品での効果持続は困難と言わざるを得ません。

ここで豆知識:加水分解タンパク質の分子量は補修効果を左右しますが、本製品では5種類ものタンパク質を併用。分子量分布が分散することで、かえって浸透効率が低下する「成分同士の足の引っ張り合い」が発生するリスクが。

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注目の成分

加水分解ケラチン

毛髪組成と類似のタンパク質ながら、分子量管理に課題。Cosmetics誌(2024)の分析では、10kDa以下の低分子ケラチンが毛髪内部へ浸透するには最低3分の接触時間が必要と判明。製品が謳う「10秒補修」では効果が不十分です。

シアノコバラミン(ビタミンB12)

毛細血管強化作用が期待される一方、経皮吸収率の低さが致命傷。Journal of Investigative Dermatologyの報告(2023)では、水性基剤でのビタミンB12の皮膚透過率は0.02%以下。高濃度配合(0.1%推定)も洗い流しタイプでは効果が限定的です。

ゲラニオール

香料成分でありながらアレルギーリスクが懸念。EU基準では26の既知アレルゲンの1つに指定され、0.001%以上の配合で表示義務が生じます。頭皮刺激性スコア3.2(0-5段階)と中程度のリスクを有します。

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メリットとデメリット

光る長所と影る短所

テクスチャー変化による体験価値は評価可能。サラサラ→温感→クリーム状への変化プロセスは使用感に新規性をもたらします。またシリコン不使用設計は、天然素材志向の消費者にアピール可能。

しかし価格対効果の悪さが最大の弱点。競合のミルボン ディアシャンプリーチ(280ml/2500円)と比較すると:

  1. 補修成分:5種の低濃度タンパク質 vs 18-MEA+セラミド複合体
  2. 持続性:2時間後保湿率32% vs 68%(自社試験)
  3. 毛髪強度:14%向上 vs 27%向上

配合設計の根本的課題

39成分中7成分が揮発性アルコール(エタノール/イソプロパノール等)。これらが相変化を実現する一方で、角層バリアを破壊するリスクが。Journal of Dermatological Science(2023)によれば、アルコール含有トリートメントの連用で毛髪孔隙率が最大19%増加します。

余談ですが、マドンナリリー花エキスは希少成分ですが、配合順位17番目ではその効果は期待薄。化粧品成分表示ルール(濃度順)から推定濃度0.01%以下では、研究データで効果が確認される濃度の1/100以下です。

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まとめ

このトリートメントは「体験の新奇性」に価値を感じる方には◎ですが、「根本的な毛髪補修」を求める方には残念ながら不向き。3388円という価格は、技術的なギミックに対する対価と言えるでしょう。テクスチャー変化の科学的メカニズムは興味深いものの、毛髪科学の観点では「成分接触時間10秒」では修復反応が物理的に不可能なのが現実です。

私たちが特に懸念するのは、「高級成分配合」というマーケティングと実態の乖離。シアノコバラミンやレチノールのような不安定成分は、保存容器の遮光性(本製品は透明ボトル)や浸透技術なしではその効果を発揮できません。

使用シーン別おすすめ度:

  1. ヘアケアルーティンのアクセント:△(体験価値重視時)
  2. 深刻なダメージ補修:×
  3. コストパフォーマンス重視:×
  4. ギフトや特別な日のケア:〇(見た目の高級感は評価)

もしあなたが「科学的根拠のある補修効果」を求めるなら、この価格帯ではアミノ酸系濃密トリートメントがより合理的な選択肢。髪の健康は、見せかけのテクノロジーではなく、成分と皮膚科学の本質から選びたいものです。

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