総合点

総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
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解析チームです。エコノワが手がける「ユアースシャンプー」、その名前には「地球に還す」という想いが込められています。バイオマスプラスチックボトルという環境配慮だけでなく、天然由来成分17種で構成されたシンプルな処方にも注目。特に目を引くのは、シャンプー業界の二律背反とも言える「洗浄性と低刺激性」のバランス。ただ、2024年4月発売という新規参入であることを踏まえ、市場での評価はこれからという段階です。果たしてこのシャンプー、敏感肌の悩みを解決する真の実力者なのか?成分分析から見えてきた真実を解説します。
総合ランク1,295位/3,036製品という順位は中段戦争区に位置しますが、洗浄力4.2点という高スコアが目立ちます。これは業界平均3.5点を上回る数字で、特に**ココイルメチルタウリンNa**配合による効果が大きいでしょう。一方で髪補修力2.5点とスカルプケア力2.9点という数値からは、洗うことに特化した製品であることが明確。安全性4.3点という高評価と対照的に使用感3.1点とやや低めなのは、アミノ酸系洗浄剤特有の「泡立ちの調整感」が影響している可能性があります。価格5,460円というプレミアムプライスに対してコストパフォーマンス2.93点という評価は、1プッシュ約3mlの少量使用推奨が奏功している模様。
最大のメリットは**洗浄力と低刺激性の両立**。ココイルメチルタウリンNaと**コカミドプロピルベタイン**の組み合わせにより、皮膚刺激性テストで0.6%という低刺激性を達成しています。これは一般的な石鹸シャンプーの1/3以下の刺激値。ただし、髪補修成分としての**加水分解コラーゲン**は分子量が大きく、キューティクル内部への浸透性は限定的です。
スカルプケアに関しては、ヒキオコシエキスとセンブリエキスの**抗炎症・血行促進作用**が頭皮環境改善に寄与。ただし、フケ・かゆみ対策に効果を謳う割には、**イソプロピルメチルフェノール**などの直接的な抗菌剤を含まない点が気になります。環境配慮は認めるものの、バイオマスプラスチックボトルの**生分解速度は3年以上**と、業界平均と比べて特別優れているわけではありません。
競合製品との比較では、アミノ酸シャンプー市場でシェアを伸ばす「ハホニコモイストシャンプー」と比較すると、洗浄成分のバランスでは勝るものの、補修成分の多様性で劣る印象。価格帯では同業他社とほぼ同等水準ですが、**17種という成分数**は天然系シャンプーとしてはやや少ない部類です。
敏感肌の悩みを解決するには、洗う行為そのものへの配慮が不可欠。ユアースシャンプーは**洗浄成分の選定で正解を出している**と言えるでしょう。ただし、髪質改善を求めるユーザーには物足なさが残る構成。こんな方に特におすすめ:
環境配慮と頭皮ケアを両立させたいなら、現段階では有力候補の一つ。ただし、発売直後ということもあり、**継続使用による長期的な効果**を見極める必要があります。次回の成分アップデートに期待しつつ、まずは1ヶ月試してみてはいかがでしょうか?
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。