Ingredient Analysis

ジヒドロキシプロピルアルギニンHCI

カチオン界面活性剤 22件の商品に配合 ID: 12784
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+35

安全性
+15

素材の品質
+25

使用感
基本情報
成分名ジヒドロキシプロピルアルギニンHCI
慣用名・別名ジヒドロキシプロピルアルギニン塩酸塩
INCI名Dihydroxypropyl Arginine HCl
分子量239.7 Da
由来半合成
推奨配合濃度1〜3%
適正pH域3.5〜6.0
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +15
成分の素材品質・配合価値
安全性 +35
肌・頭皮への安全性
補修力 +35
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +25
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -5
環境負荷・生分解性の評価

概要

アルギニンのジヒドロキシプロピル化物塩酸塩。アミノ酸誘導体由来のヘアコンディショニング・保湿成分。強いカチオン性によりダメージ毛髪への吸着力が高く、毛髪内部への浸透性も有するため補修と潤滑性向上を同時に実現。帯電防止・保湿・指通り改善に加え、毛髪の切れ毛抑制にも寄与。低刺激なアミノ酸系素材で安全性プロファイルも良好。

ジヒドロキシプロピルアルギニンHCIの解析

ジヒドロキシプロピルアルギニンHClは、アミノ酸の一種であるアルギニンにジヒドロキシプロピル基を導入した半合成誘導体の塩酸塩。ヘアケア処方におけるヘアコンディショニング剤・保水剤・保湿成分として配合される機能性原料で、シャンプー・トリートメント・スタイリング剤など幅広い剤型に採用されている。

作用機序の核心はカチオン性の高さにある。毛髪はダメージを受けるほど表面が負に帯電するが、本成分のカチオン性イオンが静電引力によりダメージ部位へ優先的・選択的に吸着する。さらにジヒドロキシプロピル基が毛髪内部への浸透を助け、補修効果と潤滑性付与を同時に実現する点が他の単純カチオン剤と異なる特徴だ。毛髪の切れ毛抑制効果も報告されており、ダメージヘア向け処方における実用的貢献度が高い。

保湿面では、ヒドロキシプロピル基の多価アルコール構造が水分保持に寄与し、頭皮・毛髪両面での潤い維持に働く。関連成分であるアルキル(C12-14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHClが両性界面活性剤としてシリコーン代替のコンディショニングを担うのに対し、本成分(ジヒドロキシプロピル体)は界面活性能よりも保湿・吸着・補修に特化したキャラクターを持つ。いわば「シリコーンなしでしっとり・なめらか・切れにくい」を実現するアミノ酸系素材のポジションだ。

安全性については、アミノ酸誘導体ゆえ低刺激性が高く、皮膚・頭皮への刺激リスクは小さい。生分解性にも優れ、環境負荷の観点でも従来のシリコーン系やカチオン性ポリマーに対して優位性がある。ノンシリコン・サルフェートフリー処方の台頭を背景に、機能性と環境配慮を両立する成分として近年の配合価値は上昇傾向にある。

相性の良い成分

ケラチン パンテノール ヒアルロン酸

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ成分 硫酸塩系陰イオン界面活性剤(高濃度時)

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