総合点
2.07総合ランク
2911個中 1379位成分数
65植物エキスの数
6コスパ
0安全性
0素材の品質
0洗浄剤の品質
0洗浄力
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
1注意が必要な素材
0メーカー
ときわ商会ブランド名
アミノマスター容量
500ml参考価格
2700円1mlあたり
5.4円JANコード
4944134029567KaisekiID
7147全成分
という感想がまず第一。というのも、全体としてはアミノ酸系洗浄剤を中心に一見するとマイルドなシャンプーのように思えます。が、ジココジモニウムクロリドという4級カチオン界面活性剤をかなりガツンと配合している点がまず恐ろしいです。
4級カチオン界面活性剤は程度の差こそあれ基本的に肌にタンパク変性作用を強く作用させるデメリットがあります。髪にだけつけるトリートメントであればデメリットの部分は薄らぎますが、このようなシャンプーへの配合は非常にリスキーと言えるでしょう。
基本構造のラウロイルメチルアラニンTEAと、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCIの添加からもわかるように、かなりコンディショニング効果に重点を置いたシャンプーというのが分かりますが、4級カチオン界面活性剤の高配合はあまりにも悪手のように思えます。そのタンパク変性作用はラウリル硫酸ナトリウムのような洗浄剤のそれを大きく凌ぐのですから。肌の残存性も石鹸やラウリル硫酸ナトリウムの比ではありません。
アミノ酸系洗浄剤をベースに、泡立ちの補助や補修成分、抗酸化成分、アミノ酸、ツヤ系の補修成分、潤滑性補助成分など、とにかく感触を改良することに関しては異常なまでにこだわりを見せるシャンプーです。
間違いなく十二分に髪のまとまりや滑りについてはユーザーを満足させることができるでしょう。
ただ、その滑り感が副作用を持つ成分を由来として成り立っている、というのはいただけません。
添加されているというレベルではなく、レースの一角を構成しているというレベルのカチオン界面活性剤の配合になりますので、明確にリスクであると捉えていいでしょう。
また、カチオンとアニオンのコンプレックスによる髪への皮膜作用も極めて除去しづらいタイプの蓄積性のあるものとなり、使うたびに髪のコンディションは悪化していくような側面があると行ってもいいでしょう。
ジヒドロキシプロピルアルギニンHCIのような大変有意義な潤滑保湿成分を含んでいながら、肌の毒性の高い4級カチオン界面活性剤に頼らざるを得なかった理由とは一体何なんでしょうか。
限界を突破したような潤滑性を持たせたかったのか、真相はわかりませんがシャンプーに持たせる役割としてはやや過積載とも思える容量オーバー系シャンプーと呼ぶにふさわしいでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。