カテゴリ:シャンプー
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
CMR発がん性・IARC発がん性の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性2件・経皮吸収24件
メーカー
HMENZ(メンズ)ブランド
HMENZ(メンズ)容量
330ml参考価格
980円1ml単価
3円ASIN
B0BGNQDXWX発売日
2020ID
11856製造国
日本シリーズ名
HMENZ スカルプケア対象の髪タイプ
メンズ向け・スカルプケア公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
HMENZ シャンプー メンズHMENZ(メンズ)
■ 総合3.13点|洗浄品質は高く、スカルプケアは薄い

シャンプー内の順位
順位確定前
新規解析のため、次回のランキング更新で順位が付きます
安全性の判定
注意が必要な成分 4つ(EWG3以上: ヒドロキシエタンジホスホン酸液(3)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(4)、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース(3))
解析チームです。今回は「HMENZ シャンプー メンズ」を見ていきます。
スカルプケアを前面に打ち出したメンズ向け医薬部外品シャンプーで、洗浄剤の品質は3.8点(平均3.0点より+0.8点)と高水準です。気になるのは「スカルプケアシャンプーとして、頭皮への効果は成分表に根拠があるのか」という点です。答えは成分表にあります。
洗浄成分の品質は「平均以上」ながら、スカルプケアの実態は「要注意」水準のシャンプーです。アミノ酸系洗浄成分が快適な洗い心地を支えており、普段使いの低刺激シャンプーとしての実力はありますが、頭皮環境の本格的な改善を期待するには処方の厚みが足りません。
ヤシ油由来の脂肪酸とグルタミン酸(アミノ酸の一種)を結合させたアニオン界面活性剤(マイナスイオンを持つ洗浄成分)です。EWGスコアは2と低く、脱脂力が穏やかなため頭皮の皮脂バリアを必要以上に奪いません。弱酸性処方が可能なので、頭皮のpH環境を乱しにくい点も特徴です。単体では泡立ちが控えめですが、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(コカミドプロピルベタイン、EWG2)と組み合わせることでクリーミーな泡が生まれ、使用感3.5点(平均+0.5点)という快適な洗い心地に直結しています。
甘草(かんぞう)から得られるトリテルペン系成分で、厚生労働省が効能を認めた医薬部外品有効成分として一定量配合されています。炎症の引き金となるNF-κBというシグナル経路を阻害することで、かゆみや赤みを抑える働きをします。皮脂分泌の調整作用もあり、脂っぽさが気になるメンズの頭皮環境に配慮した選択と言えます。生分解性は0.80(1.00が完全分解の目安)と高く、使用後の環境負荷が低い点も評価できます。
アヤメ科ヒオウギの根茎から得られるエキスで、イソフラボン類(植物性のポリフェノール)を主成分とします。5α-リダクターゼ(男性ホルモンを脱毛を促す物質・DHTに変換する酵素)の働きを阻害することで、男性型脱毛(AGA)の抑制効果が期待されています。皮脂の過剰分泌を抑える作用も持ち、メンズのスカルプ向けとして理にかなった成分です。ただし育毛効果スコアは2.0点(平均3.0点より-1.0点)にとどまっており、この成分単独では十分な配合の充実度とは言えません。
注意が必要な成分が3つあります。
ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液・ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(コカミドプロピルベタイン)を主軸に、ラウロイルメチルアラニンNa(アラニン由来のアミノ酸系洗浄成分)を加えた処方です。硫酸系成分を排除したアミノ酸主体の組み合わせが、洗浄剤の品質3.8点(平均+0.8点)を実現しています。使用感3.5点(平均+0.5点)と数値が一致しており、低刺激感が実際の使い心地にそのまま表れている構成と言えます。
スカルプケア力1.8点という数値が、前書きで触れた疑問への答えです。グリチルリチン酸2K(有効成分)とヒオウギ抽出液は配合されているものの、血行促進を主目的とする成分(ニコチン酸アミドやセンブリエキスなど)や育毛効果の根拠が厚い成分(アデノシンなど)は見当たりません。延命草エキス・牡丹エキス・ビワ葉エキスなど複数の植物エキスが並んでいますが、スカルプケア専用に処方を充実させた構成とは言えず、1.8点という評価はその実態を正確に反映した数値です。育毛効果2.0点もあわせて、頭皮への踏み込んだアプローチを期待するには根拠となる成分が薄い商品です。
一言で言うと、洗浄成分の選択に優れながら、スカルプケアの厚みが足りないシャンプーです。日常的な低刺激洗浄を求めるメンズには向きますが、頭皮の本格的な改善を目的にするなら、育毛成分が充実した別の選択肢を比較してみることをすすめます。
洗浄力を引き出すには、手のひらで事前に泡立ててから頭皮に乗せるのが効果的です。アミノ酸系成分は原液のまま頭皮に乗せると泡立ちが控えめになるため、この一手間で洗い上がりの均一感が増します。
余談ですが、この製品の成分全体の平均生分解性は0.83で、自然界での分解が容易な部類に入ります。マイクロプラスチック不使用とあわせ、環境への負荷が低い日常使いのシャンプーとして加点できる要素です。まず1か月、頭皮の状態と洗い心地の変化を確かめてみてください。
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