カテゴリ:トリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
この商品の強み TOP3 5点満点
そのほかの項目 点数の高い順・点線は中間の 2.5
メーカー
クオリタスブランド
クオリタス容量
120ml参考価格
2352円1ml単価
19.6円ASIN
B0FV1VLJGM発売日
2026ID
11777製造国
日本シリーズ名
Q+ (クオリタス)対象の髪タイプ
ダメージ毛・ハリコシ不足向け公式サイト
公式サイトを見る使い方
全成分
商品説明
Q+ クオリタス 高濃度 ヘマチン ケラチン トリートメント 洗い流す 髪の導入美容液 フォーム ムースクオリタス
■ 総合1.73点|4成分処方が補修力の限界を決めた

トリートメント内の順位
2,046個中1,999位
上位 98%(下位グループ)
安全性の判定
規制対象・高EWG成分は見つかりませんでした
解析チームです。今回は『Q+ クオリタス 高濃度 ヘマチン ケラチン トリートメント 洗い流す 髪の導入美容液 フォーム ムース』を見ていきます。
全成分は4つのみで、うち2成分がヘマチンとケラチン系です。メーカーはこれを「高濃度」処方と呼んでいます。気になるのは「4成分だけで、ダメージ補修は本当に届くのか」という点です。答えは成分表にあります。
総合点1.73点(平均3.0点)は、要注意の水準です。4成分という最小構成の処方が、髪補修力・保湿力・スカルプケア力を軒並み押し下げています。カラー後のブースター用途に限れば一定の設計意図が読み取れますが、オールラウンドなヘアケアとしての使用は向きません。
ヘマチンはヘモグロビン(血液中の酸素運搬タンパク質)に由来する鉄ポルフィリン錯体です。カラーやパーマ施術後の髪に残留する酸化物質を中和し、毛髪内部のジスルフィド結合(髪の強度を保つ架橋構造)を安定させる働きが注目されています。この商品では成分表の2番目、水の直後に位置しており、主成分としての配合量が示唆されます。カラー後のパサつき軽減やツヤ感回復に寄与する可能性があります。
ココイル加水分解ケラチンKは、髪の主成分であるケラチンタンパク質を細かく分解し(加水分解)、ヤシ由来の脂肪酸官能基を結合させた成分です。洗浄機能と毛髪へのタンパク補給機能を一分子に持ち合わせており、フォームムースの泡を形成しながらケラチン成分を届けます。加水分解によって分子が小さくなるため毛髪内部への浸透性が高まるとされ、切れ毛や枝毛の部分補修が期待できます。アミノ酸系由来の成分としては比較的マイルドな性質を持ちます。
メーカーが「浸透ブースター」と明記している成分で、ヘマチンとケラチン成分が髪表面から内部へ届きやすくなるよう補助する設計です。この商品のコンセプト「導入美容液」としての核を担います。ただし成分データベース(addS)に未登録であり、独立した安全性評価や臨床研究データが現時点では公開されていません。配合量の水準を外部データで確認しにくい点には留意が必要です。
特に注意が必要な成分はありません。全成分4つというシンプルな処方のため、EWGスコアが高い成分や感作性(アレルギー反応を引き起こす性質)が懸念される成分が入り込む余地が構造的に小さくなっています。全体的な安全性は3.2点(平均3.0点)と全評価項目の中で唯一平均を超えており、成分数の少なさがそのままこの数値に貢献しています。
一点だけ留意が必要なのは、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールが成分データベース(addS)に未登録という点です。EWGスコアを含む第三者の安全性評価が現時点では確認できません。新規性の高い成分が含まれる点は、長期使用を検討する際の参考情報として持っておく価値があります。
全体的な安全性は3.2点(平均3.0点)と、全評価項目で唯一平均を超えます。成分数がわずか4つのため、香料・防腐剤・着色料など懸念されやすい成分が入り込む余地が構造的に小さくなっています。ただし、この成分数の少なさはそのまま保湿力・髪補修力・スカルプケア力の各スコアを押し下げる構造的な要因でもあり、安全性の高さは設計のトレードオフの結果として読む必要があります。
スカルプケア力は0.9点(平均3.0点)と全項目中最低で、平均を大幅に下回っています。グリチルリチン酸(頭皮の炎症を抑える成分)や亜鉛ピリチオン(フケを防ぐ成分)といった頭皮向けの有効成分が一切配合されていないためです。前書きの疑問「4成分だけでダメージ補修は届くのか」への答えがここにあります。ヘマチンとケラチンは毛髪に働きかけますが、頭皮へのアプローチは設計の対象外です。髪補修力も1.3点(平均3.0点)と低く、4成分では補修に必要な複数の作用を同時にカバーするには限界があります。口コミデータが現時点で存在しないため使用感との照合はできませんが、スコアはこの処方の性格をそのまま映し出しています。
一言で言うと、カラー・パーマ直後の毛髪リセットに特化したブースター製品です。全4成分という最小構成でヘマチンとケラチンを主役に据えた設計は、後工程のトリートメントと組み合わせることを前提としており、単独での総合補修は期待できません。
効果を引き出すには、メーカー推奨の手順を守ることが前提です。シャンプー後に軽く水を切った状態でムースを塗布し、洗い流さずそのままトリートメントを重ね、最後にすすぐ工程が設計の根幹です。単品で流すだけでは、浸透ブースターとしての働きが活かせません。
余談ですが、毛髪化学の研究によると、ヘマチンはパーマ剤由来のチオグリコール酸残留物を中和し、毛髪内部の酸化ダメージを回復させる効果が確認されています。カラー・パーマ後の最初の1週間だけ試して、乾燥後の手触りの変化を確かめてみてください。
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