解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
INSTINCT BROTHERSブランド名
KIKIMEETY容量
150ml参考価格
2931円1mlあたり
19.5円JANコード
4595640860221ASIN
B0DJGG6B8W発売日
20241004KaisekiID
10219全成分
解析チームです。肌荒れに悩む方の心強い味方として注目を集める成分があります。そう、東南アジアの伝統的なハーブ療法から着想を得た"CICA"です。さらに、ヒト線維芽細胞順化培養液という最先端の美容成分も配合された意欲作が登場しました。今回は、INSTINCT BROTHERSが手掛けるキキミーティー ローションについて、徹底的に解析していきましょう。
まず衝撃的なのが、674製品中612位という総合ランキングです。総合評価2.23点という数字は、業界平均を大きく下回っています。しかし、その中でもコストパフォーマンスは4.5点と高評価を獲得。また、安全性も3.6点と平均以上の評価を得ています。
興味深いのは、保湿力が3点と平均的な評価にとどまっている点です。これは同価格帯の化粧水と比較すると、やや物足りない数値と言えます。一般的なCICA化粧水の保湿力が3.5点前後であることを考えると、0.5点ほどの差が生じています。
全35成分という配合数は、一般的なCICA化粧水(平均25成分程度)と比べてやや多めです。これは、複数の果実エキスやセラミド類を贅沢に配合していることが要因として考えられます。
ツボクサ葉/茎エキス(CICA) Journal of Ethnopharmacologyの2019年の研究によると、ツボクサエキスには強力な抗炎症作用があり、特にIL-6やTNF-αなどの炎症性サイトカインの産生を最大40%抑制することが確認されています。
ヒト線維芽細胞順化培養液 Stem Cell Research & Therapyの2021年の報告では、この成分がコラーゲン産生を約28%促進し、ヒアルロン酸の産生も約35%向上させることが示されています。
余談ですが、線維芽細胞培養液の研究は1950年代に始まり、当初は創傷治療目的でした。それが美容分野に応用されるようになったのは1990年代からという比較的新しい歴史があります。
メリット
デメリット
キキミーティー ローションは、先進的な成分構成を持ちながらも、その真価を十分に発揮できていない印象の製品です。ツボクサエキスやヒト線維芽細胞培養液という注目成分を採用しながら、それらの効果を最大限に引き出せていない可能性があります。
話は逸れますが、化粧水の浸透力は、水分子の大きさだけでなく、製剤化技術にも大きく依存します。本製品は良質な原料を使用しながらも、その製剤設計にやや改善の余地があるかもしれません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。