解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
化粧屋(けわいや)ブランド名
D-モイスチャートリートメント容量
800ml参考価格
840円1mlあたり
1.1円KaisekiID
8198全成分
出来損ないのようなトリートメント。
あえてそのように表現したいと思います。その理由は、とても中途半端であるから。
頭皮に優しい、と言いながら、実は優しくなく、その影響で髪への影響力も低下してしまっている、という実に中途半端な処方であり、問題は多いと思います。
4級カチオン界面活性剤をきちんと構成に加えている、言ってみれば普通のトリートメントの構成と同じ。
裏返すと、頭皮にはまったく優しくないということが言えます。
カチオン界面活性剤は、端的に言えば脱毛をさせる副作用があり、強い強いタンパク変性作用を持つことから、肌につけてはいけない、つけるならばすぐに濯がないと危険と言われているのです。
一般的にマイルドなトリートメントというと、このカチオン界面活性剤の配合がないか、あるいは影響力が非常に小さくなっている、というパターンが多いものですが、こちらのトリートメントではそういった配慮が見受けられません。
よって、前提となる頭皮に優しいというのは成り立っていないものと考えます。
化粧屋(けわいや)。ちょっと聞いたことがなかったメーカーですね。
ベースはミネラルオイルやラノリンロウ。それとシリコン、カチオン界面活性剤ですね。
油性が強く、人工的なツヤがテカるパターンです。そのわりにダメージ補修能力は低い。
その他、非イオン界面活性剤とアミノ酸、いくつかの植物エキスを配合、という内容です。
シンプルで、悪く言えばコンディショナーレベル以下。
ダメージ補修能力が低く、コーティング性も低い。どれも一時的な潤滑性を与えるのみで、均一性、持続性は期待できず、良質なトリートメント効果を期待することは難しいタイプと言えるでしょう。
何よりも、売りだったはずの頭皮に優しいトリートメントという点で言葉通りになっておらず、優しくもなければ効きもしない、扱いに困ってしまう製品といえます。
とってつけたような油分補給だけが取り柄という具合ですね。;
頭皮に優しいと言っていたのに、実際には優しくない、それどころか脱毛の可能性すらある、ということで、これ以上ない程のデメリットと言っていいのではないでしょうか。
商品説明の言葉通りになっていないという点で落第ですね。
頭皮に優しくしたいならそれなりにすべきですし、優しくしたとしてももっとヘアケア効果を高めることはいくらでもできたはず。
どちらに関しても中途半端で、一番好ましくないタイプの処方の仕方。消費者目線で言うと役に立たない。
いっそ優しい製品を目指すなら、カチオン界面活性剤を抜いてしまえばよかったのに。それならば、まだ説得力のある結果だったと思います。
改善の余地が大いにある製品と言えますね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。