総合点
2.98総合ランク
607個中 241位成分数
45植物エキスの数
2コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
2注意が必要な素材
0メーカー
株式会社PRINESSブランド名
Kaminii容量
80ml参考価格
1980円1mlあたり
24.8円JANコード
4595318001017ASIN
B0CB3TWKG2発売日
20231120KaisekiID
9857全成分
みなさん、こんにちは。解析チームです。今日は、Kaminii カミニー ヘアミルクという商品について、詳しく解析していきたいと思います。洗い流さないヘアトリートメントに興味のある方も多いのではないでしょうか。でも、本当に自分の髪に合った商品を選べていますか?
実は、このKaminii カミニー ヘアミルクを手がけているのは、株式会社PRINESSという会社なんです。ちょっと聞きなれないメーカーかもしれませんが、実は現役の表参道美容師兼、毛髪診断師であるAYAMAR(あやまる)さんが完全監修しているんですよ。YouTubeのチャンネル登録者数も100万人を超えているんだとか。なかなか本格的なヘアケアブランドのようですね。
さて、肝心の商品の中身ですが、我々解析チームがこのヘアミルクを分析したところ、総合ランキングは607個中241位、総合点は5点満点中2.98点という結果になりました。保湿力は5.9点と高評価ですが、素材のレベルが0.6点、安全性が1.6点と極端に低いのが気になるところです。
確かに、γ-ドコサラクトンやジラウロイルグルタミン酸リシンNaなどの洗浄剤の刺激を和らげる成分や、アルガンオイルやアボカド油などの植物由来オイルが配合されているのは魅力的ですが、ステアルトリモニウムクロリドやベヘントリモニウムクロリドといった強力なカチオン界面活性剤がふんだんに使われているのは懸念材料ですね。
ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは洗浄剤の刺激緩和や髪のコーティングなど多岐にわたる効果を発揮し、γ-ドコサラクトンはハリ・コシ効果を与えます。バオバブ種子油は抗酸化作用も期待できる優れたオイルですね。
このヘアミルクの最大のメリットは、間違いなく即効性の高さでしょう。使用感の評価が5.7点と抜群に高いのがそれを物語っています。シルクやコラーゲンの加水分解物による髪の補修効果と、豊富な植物オイルによるツヤと保湿感が、使った瞬間から髪を変えてくれるはずです。
ただし、そのパフォーマンスの裏には、大きなリスクが隠れているのも事実です。4級カチオン界面活性剤、つまりステアルトリモニウムクロリドやベヘントリモニウムクロリドが配合されているのが最大の問題点ですね。ご存知の方も多いと思いますが、これらの成分はタンパク変性作用が強力で、下手をすると脱毛のおそれすらあります。
参考までに、Journal of Cosmetic Science誌に掲載された論文では、4級カチオン界面活性剤による毛髪ダメージについて以下のように述べられています。
4級アンモニウム塩は静電気防止剤や柔軟仕上げ剤として使用されるが、高濃度では毛髪表面のタンパク質を変性させ、キューティクルを損傷する可能性がある。毛髪の物理的性質や外観に悪影響を及ぼし、場合によっては脱毛のリスクもある。
余談ですが、この手の強いカチオン界面活性剤は、環境中に排出されると水生生物に悪影響を及ぼすことでも知られています。生態系への影響まで考えると、むやみに使うのは避けたいところですね。
さて、Kaminii カミニー ヘアミルクについて詳しく見てきましたが、いかがでしたか?使用感は抜群に良さそうですが、肝心の髪への負担は無視できないレベルかもしれません。解析ドットコム的には、もうちょっと安全性の高い処方にしてほしいというのが正直なところです。
今回の解析で明らかになった、覚えておきたい3つのポイントをまとめると、
といったところでしょうか。
以上、Kaminii カミニー ヘアミルクの解析レポートをお届けしました。自分の髪質に合ったヘアケア製品選びの参考になれば幸いです。それでは、またお会いしましょう!
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。