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色々とツッコミどころが多いシャンプーです。
まず、プラチナ電子液配合で頭皮を柔らかくほぐす、という点。白金(プラチナ)配合であることは間違いありませんが、これ自体が頭皮をほぐす作用があるなどというのは聞いたことがありませんし、一体どういう作用秩序で頭皮が柔らかくなるというのでしょうか?いかにも他意がある表現方法だと思います。
そして、アミノ酸シャンプーと自称しているわりに、ココイルグルタミン酸TEAのほか
スルホコハク酸ラウレス2Naや石鹸まで!正確に言うなら、アミノ酸系洗浄剤もちょっと入ってるさっぱり系の石鹸シャンプーとでも呼びたくなります。ココイルグルタミン酸TEA自体、アミノ酸系の中ではありきたりでクオリティが高いとは言えませんし、石鹸入りならば
アルカリ性に調整されている可能性が高いというのもデメリットとなります。そしてスルホコハク酸ラウレス2Naで泡立ちと洗浄力を高めているような構成ですが、もはやアミノ酸系の名残りも感じないのでは・・という仕上がりです。
エキス類は少々こだわりを見られなくもないですが、溶媒であるBGの存在がかなり低い→エキス全体の濃度は相当に微量なのでは?少なくとも、各エキスの有効濃度といえるレベルまで配合されていることは考えづらいのが見て取れます。あのキャピキシルも配合されていますが、全成分表で最低位置ということで、期待するのは酷といったところでしょう。
※キャピキシルとは、「アカツメクサ花エキス」と「アセチルテトラペプチド3」の組み合わせ。ミノキシジルのような副作用の心配が少なく、研究上ではhair growth activity値が3倍という5α-リダクターゼ阻害作用、毛母細胞活性化作用が期待されます。
アカツメクサ花
石鹸系シャンプーであり、アルカリ性であり、アミノ酸系洗浄剤のクオリティも低く、エキスに期待もしづらい、プラチナ電子液ってなんぞやとか、色々と不思議系のシャンプーであることは読み取れました。高いお金を払って購入したいという気持ちには残念ながらなりませんでした。
プラチナ電子液で頭皮がほぐされる前に、石鹸のアルカリで頭皮もキューティクルも(悪い意味で)ほぐされそう、というのもなかなか辛いものです。