総合点

総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サイズ (cm)
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メーカー
コーセーブランド
雪肌精容量
140ml参考価格
1980円1ml単価
14.1円JAN
4971710287875ASIN
B08J69JVGT発売日
20200916ID
10111全成分
解析チームです。誰もが知る「雪肌精」ブランドが、敏感肌市場に本気で切り込んだクリアウェルネスシリーズ。その中でも「ジェルがオイルに変わる」というテクスチャーの変化球で、摩擦レスと洗浄力の両立を狙ったのがこの一本です。しかし、ブランドの知名度と実際の肌への「優しさ」は必ずしも比例しないのが化粧品業界の常。果たしてこの青いボトルは、敏感肌の救世主となり得るのか、それともただのブランド品なのか。成分の深層からその実力を紐解きます。
要するに「優等生だが突出したものがない」のが現状です。 データが語るのは、極めて平均的な姿。洗浄力3.5点はジェルタイプとしては健闘していますが、敏感肌用を謳いながら安全性スコアが3.1点(平均レベル)にとどまっている点は見逃せません。ECサイトでの売上ランキングはTop 5%と非常に人気が高いものの、中身のスペックは「ブランド力」による加点が大きい可能性があります。解析データ上、成分レベルは2.4点と厳しめの評価が出ており、価格1,980円に対してのパフォーマンスは慎重に見る必要があります。
コーセー独自成分「ITOWA」を核とした植物エキスの配合は魅力的ですが、ベースの設計こそが重要です。
雪肌精のアイデンティティとも言える成分。種子から抽出されたエキスは、皮膚科学の研究において角層の水分保持能の改善やターンオーバーの正常化に関与することが示唆されています。肌荒れを防ぎ、透明感(※保湿による)を引き出す鍵となります。
ショウガ科の月桃から抽出。近年の研究では、線維芽細胞の増殖促進やコラーゲン合成のサポートが期待できるデータもあり、エイジングケア(※年齢に応じたケア)の文脈で注目されています。洗顔段階でどこまで浸透するかは議論の余地がありますが、肌環境を整える一助にはなります。
アミノ酸系界面活性剤の一種ですが、ここでは主に乳化の安定化やテクスチャー調整に寄与しています。比較的低刺激ですが、適度な洗浄力を持ち合わせており、ジェルを肌に乗せた際の「感触」をコントロールする影の立役者です。
古くから薬草として親しまれてきた成分。フラボノイドやタンニンを含み、ヒスタミン遊離抑制作用などの抗炎症アプローチが期待されます。敏感肌特有の「ゆらぎ」に対して、穏やかに鎮静をサポートする役割を担います。
競合と比較すると、ファンケルのような「徹底した無添加・洗浄力」や、ちふれのような「圧倒的安さ」の狭間で、少し立ち位置がふわっとしているのが正直なところです。
雪肌精の世界観が好きで、ナチュラルメイク派なら迷わずGO。
しかし、「コスパ」や「角栓への攻撃力」を求めるなら、回れ右。
厳しいことを言えば、成分だけで見ると1,980円は少し強気な設定です。しかし、この製品の真価は「ジェルからオイルへ変わる瞬間の心地よさ」と「摩擦への配慮」にあります。毎日のクレンジングで肌を擦りすぎている自覚がある方にとっては、このクッション性は投資する価値があるでしょう。逆に、機能性だけを追求するなら、他の選択肢も視野に入れるべきです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。