解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
サンスマイルブランド名
ヴィジェクト容量
500ml参考価格
1800円1mlあたり
3.6円JANコード
4580640760176KaisekiID
8030全成分
このシャンプーがいいかどうかという話より、ヴィーガン処方というパワーワードが目に入ってどうにも中身が頭に入ってきません。とうとうシャンプー業界にもヴィーガンの波がきたんですね。
そもそも、シャンプーでヴィーガンってどんな処方でしょう。平たく言えば、ボタニカルと同義。自然派、無添加、ノンシリコン派の流れをくむものたち。
その中でも、とりわけヴィーガンといわれると武闘派のイメージというか、思想を押し付けがちなのかな?と思ってしまいますが、どうか平穏にヴィーガンを楽しんでもらいたいところです。
さて、菜食主義ならぬ、菜洗主義系シャンプーとしてふさわしい中身となっているか早速見ていきましょう。
洗浄剤はアミノ酸系。さっぱり寄りで、それなりに泡立ち感はあるタイプ。ヴィーガン感がすごい、という感じまではしませんが、言われればそうなのかな?と思ったり。
しかし、ジステアリン酸PEG-150は石油系では・・と思ったりしてしまったのですが、ああ、石油はヴィーガン的には問題ないんでしたっけ。動物ではない・・いや、石油は微生物由来なのだが、どうなんだろう。
後半の方にもPEG-30水添ヒマシ油。こちらも石油由来の成分が付加された非イオン界面活性剤です。これもヴィーガン的にはOK?EDTA-2Naもとくに問題ないですかね。
いくつか微妙なラインの成分もありましたが、その他の成分についてはヴィーガンらしく植物エキスが満載です。ツボクサエキスやワサビノキエキス、アサイー、ウチワサボテンオイル、ハス、ツバキ、月見草といった具合に、ヴィーガンの見せ所がここですね。高い保湿力を中心に、エイジングケアを見込めるチョイスがされていて、これはなかなか注目に値する部分だと思います。
ひと口に保湿といっても、これらの素材は浸透性がよく、よりディープが持ちの良い保湿効果が期待できるそうです。
ビーガンかどうかはさておき、一つのアミノ酸系シャンプーとしてはまずまずのクオリティだと言えます。
性能の高い低いでいえば、どちらかというとあまり高くないタイプではありますが、素材が良いのであまり不満を感じるということも少ないでしょう。
髪のダメージが気になる方には、少し物足りないかもしれません。肌のエイジングケアを考えている方にはまずまず良好な使用感となるでしょう。
安全性の面でも特に問題なく、コストパフォーマンスも割と良い方だと思います。
ただ、これがいわゆるビーガンシャンプーとして全く突っ込みどころがないかと言われると、少し微妙ではあります。
いわゆるボタニカルシャンプーと言われるものの中にも、このシャンプーよりヴィーガン感の強いものもありますし、そもそも植物エキスがたっぷり含まれている、というだけなら他にもたくさんありますからね。そういった意味では、洗浄剤などの部分で品質の違いを見せきれなかった部分が少し悔やまれるところだと感じます。
全体的には全く悪くない商品だとは思います。
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