Ingredient Analysis

加水分解水添デンプン

成分 50件の商品に配合 ID: 719
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+40

安全性
+10

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名加水分解水添デンプン
医薬部外品名加水分解水添デンプン
慣用名・別名HSH、水添デンプン加水分解物
INCI名Hydrogenated Starch Hydrolysate
由来半合成
推奨配合濃度1〜10%
適正pH域3.0〜7.0
EWGスコア1/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +40
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +20
環境負荷・生分解性の評価

概要

デンプンを酵素または酸で加水分解後、水素添加処理して得られる糖アルコール混合物。主成分はソルビトール・マルチトール・マルトトリオール等。多数のヒドロキシル基が水分子を保持し、保湿・皮膜形成・抗炎症効果を発揮。シャンプーではキューティクル補修・泡質向上・コンディショニング作用も。安定性はグリセリンより高く、安全性も確立済み。グリコシルトレハロースの副産物として生成されることも多い。

加水分解水添デンプンの解析

加水分解水添デンプン(Hydrogenated Starch Hydrolysate)は、トウモロコシ・小麦・ジャガイモ等のデンプンを酵素または酸で加水分解し、さらに水素を添加することで得られる糖アルコールの混合物である。主成分はソルビトール、マルチトール、マルトトリオール、マルトテトライトールなど、分子量の異なる複数の糖アルコールで構成されており、この混合物としての性質が独特の使用感を生み出す鍵となっている。

作用機序の核心は多数のヒドロキシル基(-OH基)による水分保持能にある。分子量の小さな成分は角質層へ浸透して内側から保湿し、大きな分子は肌表面で皮膜を形成して水分蒸散を抑制する。この「内外二重の保湿メカニズム」により、しっとり感とさっぱり感を同時に実現できる点が他の単一保湿剤との大きな差別化要素だ。グリセリンと比較すると保湿力はやや劣るが、べたつきが少なくさらっとした感触が得やすい。

ヘアケア製品における特徴も注目に値する。シャンプーに配合された場合、糖アルコール成分がキューティクル表面に吸着してダメージ補修・平滑化を促進し、泡立ちと泡質の向上にも寄与する。これは界面活性剤の起泡補助剤的な役割を果たしているためで、洗浄中の指通りを改善する効果も期待できる。グリコシルトレハロースの生成過程の副産物として得られることも多く、両者はセットで配合されることが多い。

安全性については20年以上の使用実績を持ち、皮膚刺激性・感作性はほとんど確認されていない。抗炎症作用も有することから敏感肌・アトピー肌向け製品や医薬部外品にも広く採用されている。ただし原料デンプンにはごく微量のタンパク質が含まれる場合があり、アトピー患者や食物アレルギーを持つ人は注意が必要。また非国産トウモロコシ由来の場合、遺伝子組み換えや残留農薬の観点から懸念を持つ消費者もいる。天然由来・生分解性の観点では環境負荷は低く、サステナブルな成分として評価できる。

相性の良い成分

グリセリン プロピレングリコール キチン 加水分解ケラチン パンテノール

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50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)