Ingredient Analysis

パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン

アニオン界面活性剤 33件の商品に配合 ID: 821
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+30

安全性
+20

素材の品質
+25

使用感
基本情報
成分名パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン
慣用名・別名パームカーネルアミドプロピルベタイン
INCI名Palm Kernelamidopropyl Betaine
分子量約335 Da
由来植物性
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜7.5
EWGスコア3/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +35
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +25
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +25
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +35
環境負荷・生分解性の評価

概要

アブラヤシ核油(パーム核油)由来のアミドベタイン型両性界面活性剤。分子内に第四級アンモニウム基(陽イオン性)とカルボキシレート基(陰イオン性)を併有し、pH変化に応じて電荷状態を可変。硬水・広pH域でも高い起泡・洗浄力を維持。コカミドプロピルベタインと類似構造を持つが、透明溶解性・低温安定性で優位。増粘・帯電防止・ヘアコンディショニング効果を複合的に発揮。生分解性に優れ、低刺激性からベビー用途にも採用。

パーム核脂肪酸アミドプロピルベタインの解析

パーム核脂肪酸アミドプロピルベタインは、アブラヤシの果皮内核から得られるパーム核油を出発原料とした、アミドベタイン型の両性界面活性剤です。「両性」とはpHに応じて陽イオン・陰イオン双方の特性を示すという意味で、酸性環境では陽イオン性(コンディショニング)、アルカリ性環境では陰イオン性(洗浄)、中性付近では双性イオン性を発揮するという「カメレオン型」の界面活性剤といえます。

パーム核油はラウリン酸約50%・ミリスチン酸約15%を主成分とし、その脂肪酸組成はコプラ(ヤシ実)油と極めて近似。この炭素鎖長の分布が優れた起泡性・洗浄性の源泉であり、硬水中や幅広いpH域(4〜10程度)においても性能の低下を最小限に抑えます。一般的なアニオン系洗浄剤が硬水中でカルシウム石けんを形成してパフォーマンスが落ちるのとは対照的に、本成分は安定した洗浄力を維持できる点が製剤上の大きなメリットです。

同系統の代表格であるコカミドプロピルベタイン(CAPB)と比べると、透明製剤への溶解性・低温での安定性・洗浄力でやや優れるとされています。CAPBはアレルギー反応の報告もある成分ですが、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタインは刺激性・感作性リスクがさらに低いとされ、ベビーシャンプーや敏感肌向け製品への採用が増えています。増粘作用もあり、他の洗浄剤と組み合わせることで粘度調整や泡質改善にも寄与します。

帯電防止効果を持つことから、毛髪のパサつき・静電気を抑制するヘアコンディショニング効果も期待できます。また、生分解性に優れているため、石油系界面活性剤と比べて環境への残留リスクが低く、サステナビリティの観点からも注目される素材です。ただしパーム油産業そのものが熱帯雨林破壊との関連を指摘されることがあり、原料調達の透明性・持続可能性には課題も残ります。シャンプー・ボディソープ・洗顔料などリンスオフ製品の主剤または補助洗浄剤として、幅広く活用されています。

相性の良い成分

グアーガム ココイルグルタミン酸Na ラウロイルグルタミン酸Na

相性の悪い成分・混合注意

強陽イオン性物質 強アニオン性高分子

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33件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)