リニューアルしてさらに増強
カラーケアに役立つような質の良いダメージケアシャンプー、というのがリニューアル前の評価でしたが、内容を刷新して非常にレベルの高いコンディショニング効果を持つシャンプーに化けましたね。
洗浄剤の部分も上質さを増し、ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)のような質の高い素材やカラーケア効果の高いヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシンがベースを構成しています。水溶性ケラチン、シリル化ダイズタンパク、真珠タンパク、18-MEA、キトサンなど、補修効果の部分で前作よりも一回り実力アップした印象です。
持続性のあるコーティング作用にツヤ、柔らかさも
カラーした髪をちょっと手触りよくする、というようなレベルではなく、ドライヤーの熱も利用して強固に髪をコーティングしながら、かつしなやかに仕上げる質の高いコンディショニング作用です。もちろん、キューティクル補修によるツヤ向上や指通りの良さも素晴らしいですね。キトサンのナチュラルなコーティングもクオリティ高めです。セテアラミドエチルジエトニウムサクシノイル加水分解エンドウタンパクは18-MEA的な振る舞いでキューティクルの接着効果をもたらし、ツヤと指通り向上効果を。洗浄剤でもあるココイル加水分解ケラチンK(羊毛)が髪にしなやかな補修効果でハリを与えます。
植物エキスも何気にエイジングケア機能高い
植物エキスも目立ちはしませんが、クオリティが非常に高いですね。前作はそれほど意味のあるチョイスとは思いませんでしたが、今作では期待値の高いエイジングケア効果を持つ素材をズラリ揃えています。コーヒー種子エキス、ブドウ葉エキス、ビワ葉エキス、アセロラ、パッションフルーツ、リンゴ、オタネニンジンエキスなど、皮膚正常化効果を期待される素材を中心に無駄なく効果的なチョイスがなされているのがわかります。紫外線防御効果だったり、収れん作用や血行促進作用などで頭皮環境改善効果を大いに期待できます。
この部分だけ見ても使う価値がある、というほど魅力的に映りますね。
レベル高く、役立つ素晴らしいシャンプー
前作の全成分を下の方に記載しておきましたで、今作と見比べてみると面白いかもしれません。とにかく明らかにレベルアップして一級品の仲間入りしたな、という印象です。
値段的にも高級すぎないのが良いですね。その分、最上位のシャンプーと比べると洗浄剤の部分が少しだけレベル下がりますが、それでも全体の中ではかなりクオリティ高い部類です。シリコンなしでもアルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHClのような素材の添加でかなりの潤滑性を感じることもできるでしょうし、ことコンディショニング効果に関しては完全に一流のレベルに達していると見ていいでしょう。試す価値大いにありです。
美容室専売品?
残念なのは、美容室専売品?という扱いになっているようなんですね。メーカーの思惑は色々あるのでしょうが、美容師は薬剤師でもありませんし、美容師の手からしか買えない、というのは不便以外の何者でもないような気がしますがね。
リニューアル前の全成分
水、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、BG、コカミドDEA、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルアスパラギン酸Na、ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシン、(加水分解シルク/PG-プロピルメチルシランジオール)クロスポリマー、加水分解コラーゲン、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ダイズタンパク、加水分解コンキオリン、カタラーゼ、ゲンキアナ根エキス、ゴボウ根エキス、ジステアリン酸PEG-150、塩化Na、ポリクオタニウム-10、PEG-20ソルビタンココエート、メチルパラベン、香料、プロピルパラベン、エタノール、(水添ヒマシ油/セバシン酸)コポリマー、アルキル(C12-14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCI、ベタイン、マカデミアナッツ油、フェノキシエタノール、オタネニンジンエキス、オウゴンエキス