エモリエントでスムーズな仕上がり
ダイアンボヌールの製品らしい決して一流ではないが中の上くらいを揃えてくるという共通したクオリティをここでも披露しています。
洗浄剤の一つ一つは、やはり一級品と言われるようなものはありません。ただ、仕上がりの感触としては結果的にエモリエントに感じられるような処方になっています。
スルホコハク酸パレス2Naというベース洗浄剤自体は比較的強力な洗浄性を持ちますが、一方で環境に優しく肌の刺激性もさほど高くないという、実にらしい特徴があります。
アルガン油ポリグリセリル-6エステルズ、ババス油ポリグリセリル-6エステルズ、オリーブ油PEG-7カルボン酸Naあたりの非イオン界面活性剤などは潤滑性を仕上がりに残すという明確な役割が与えられているように見えます。
潤滑剤として理想的かどうかはともかく、少なくても感触に関しては悪くないでしょう。多少脱脂力は上がってしまいますが。
潤滑性に関与する油剤が豊富
この他には植物由来のオイルが非常に多種配合されており、加えて蜂蜜、加水分解エンドウタンパクといったやはり感触改良に寄与する成分が目立って配合されているのがわかります。
シアバターやホホバオイルあたりはとても有名ですね。
内容的にとても潤滑性を意識した処方であることが分かると思います。
クオリティは高くないが使い勝手がいい
高級品とか、高性能といった文言は似合いません。ただし、さっぱりと洗えてそれなりに潤滑性も残る使用感に関しては及第点と言えるシャンプーです。
言い換えれば,敵を多く作らないタイプとも言えそうです。
わかりやすい潤滑性が髪に残るわりに、ダメージを補修しているというわけではないのでそのような効果は長続きはしません。ダメージを補修することを念頭においている方は、。よりリペア効果の高い製品を選ばれた方が良いでしょう。
適度な油分補給程度で十分という状態であれば、このシャンプーは十分選択肢に入り得るものだと考えます。
中の上の典型
嫌われにくい使用感という感じ