解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
HAIR RITUEL BY SISLEY(ヘア リチュアル バイ シスレー)ブランド名
HAIR RITUEL BY SISLEY(ヘア リチュアル バイ シスレー)容量
500ml参考価格
22000円1mlあたり
44円JANコード
3473311694119ASIN
B0D2GZHV8T発売日
20240430KaisekiID
9905全成分
今回は、高級ヘアケアブランド「HAIR RITUEL BY SISLEY」の「ヘア リチュアル フォーティファイング シャンプー」を解析してみました。年齢とともに増える頭皮と毛髪の悩みを徹底ケアするというこのシャンプー、その実力やいかに?
シスレーと言えば、フランスの高級化粧品ブランドとして名高いですよね。スキンケアで培ったノウハウを髪のケアにも活かしているというこのシャンプー、「エイジングケアシャンプー」という新たなジャンルを開拓した話題作です。でも、お値段もなかなかのもの。果たしてその価値はあるのでしょうか。
まず、このシャンプーの総合評価ですが、全2966製品中1091位、総合点は5点満点中2.33点という結果になりました。洗浄剤の品質は3.8点と比較的高評価ですが、肝心の髪補修力は1.3点、エイジングケア力も1.8点と伸び悩んでいます。ただ、使用感は4.1点と高評価。「高級シャンプーならではの洗い心地のよさ」は評価できるでしょう。
成分面に目を移すと、ココイルメチルタウリンNaなどのアミノ酸系洗浄剤がベースになっているのが特徴です。刺激が少なく、泡立ちや使用感に優れるこの洗浄剤は、「頭皮に優しい」というコンセプトにマッチしていると言えるでしょう。また、モリンガオイルなどの美容オイルも配合。抗酸化力の高いオイルで、頭皮の老化防止に役立つと期待されます(Ahmad et al., 2014)。
このシャンプーの最大のメリットは、「頭皮と髪に優しい処方設計」だと思います。アミノ酸系洗浄剤による低刺激な洗浄と、美容オイルによる頭皮ケア。エイジングが気になる大人の頭皮を労わる、まさに「エイジングケアシャンプー」と呼ぶにふさわしい設計です。使用感の良さも大きな魅力ですね。
一方、デメリットとしては、「髪補修力の物足りなさ」が挙げられます。たしかに頭皮ケアに特化した処方ではありますが、髪自体のエイジングケアという点ではやや不十分な印象。ダメージヘアのような深刻な髪の悩みには、別途トリートメントでケアする必要がありそうです。
ちなみに、4万円超えの「シャンプー&コンディショナー」セットなんかもありますが、さすがにそこまでの価値はないと私は思います。たしかにシスレーのこだわりは素晴らしいけど、「シャンプーである以上、ある程度の割り切りは必要」だと思うんですよね。
価格面では、500mlで2万2000円と超高価格。コスパ評価は5点満点中1.3点と厳しい結果になっています。この価格では、髪や頭皮が極度にデリケートな人か、シスレーの信奉者くらいしか手が出ないかもしれません。それでも、「エイジングケアシャンプー」という新しいカテゴリーを切り拓いた功績は評価したいですね。
さて、ここまでHAIR RITUEL BY SISLEYのヘア リチュアル フォーティファイング シャンプーを解析してきましたが、いかがでしたか?正直なところ、ちょっと「お高いシャンプー」の域を超えている気がしませんか?
結論から言えば、このシャンプーは、「頭皮のエイジングケアにこだわる大人」向けの選択肢の一つだと思います。アミノ酸系洗浄剤と美容オイルによる処方は、確かに頭皮に優しそう。使い心地の良さも魅力的です。ただ、髪自体のケア力は今一歩。そして何より、お値段が超高級。コスパを度外視できる人じゃないと、手が出ないかもしれません。
解析チーム的に言うと、このシャンプーは「エイジングケアシャンプーという新ジャンルを切り拓いた野心作」という評価になりそうです。コンセプトは画期的だけど、高すぎるお値段がネック。もう少し庶民派の価格なら、もっと広く愛されるシャンプーになったんじゃないでしょうか。でも、あえて高級路線を貫くところが、さすがシスレー。セレブ御用達の風格を感じさせます。
今回の解析で明らかになった重要なポイントをまとめると、以下の通りです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。