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植物エキスをいろいろ配合しました。というだけの組み立てであり、
髪に補修効果が優れているとか、肌に優しいという類ではないことに注意が必要です。まず、ステアルトリモニウムクロリドベースであるため
肌につけられる優しさはありません。有害といっても過言ではありません。植物エキスがスキンケア作用があるからといって
肌につけたら肌がやられます。
ステアルトリモニウムクロリド 4級カチオン(陽イオン)界面活性剤です。極めて刺激が強いので、髪にだけつけること。髪ダメージ部に吸着して補修。
そして極めつけがヘンナエキス。
ヘンナ葉エキス インド周辺で自生あるいは栽培されている低木ヘナの葉を粉砕したもの。酸性化で髪のケラチンと結びつき、種類によっては赤橙色に染毛可能。ただしゴワゴワとした感触でヘアマニキュアのように残留性があり、色素は抜けづらく一般的なヘアカラーが非常に染まりにくくなるなどデメリットが多い。また、黒色に近づけるためにp-フェニレンジアミンを配合しているケースも多く、肌への重度アレルギーの懸念も少なくない。
ヘナで髪染めをやったことのある人はあまり多くないかと思いますが、
超絶感触が悪いという特徴があります。ゴワゴワ、硬く、泥を塗って、泥が乾いたような状態、に近い感触、使用感、仕上がりなのです。そして、上記のように赤橙色が鮮やかに発色しますので、
わりと不自然な色あいになりやすく、かつその色が抜けにくく、ヘアカラーが入りにくくなります。元美容師から見ても、かなり残念な代物だと認識しています。
唯一、自然派ヘアカラーという点で
安全性が高いというメリットはあるにはあるのですが、色の不自然さ、染まりにくさを調整するためにp-フェニレンジアミンを混ぜているヘナカラーも非常に多く、
結局危険性は普通のカラーと同じというものも少なくありません。かといってヘナ100%だと染まりが悪く、かつ不自然な色合い、泥遊びのあとのような感触、かなりストレスを感じる場面が多いものであると感じます。
そういったことを踏まえると、この製品はシリコンやカチオン界面活性剤も含ませてるとは言え、
わざわざ感触の悪いヘナでヘアケアをするメリットがないと考えるのであります。