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成分数のわりに、実際役に立つものはわずかです。
まず、普通に陽イオン界面活性剤ベースで、かつイソプロパノールなど殺菌力も非常に強いベース。
ゆえに頭皮に塗るわけにはいきません→スキンケア系のエキス類は頭皮に塗れません。
抗炎症・抗酸化・抗アレルギーなどのエキスの効能は髪に塗っても意味がないからですね。。
さらに、成分の中の10何種類はアミノ酸粉末がちょっと入ってるというだけですので、こちらも幅を利かせてる割に効果はほんのり保湿効果程度で影響力小。
乳化剤のステアリン酸グリセイル(SE)は石けんを含む自己乳化型乳化剤。石けんはヘアケア的には感触悪化系なので、この要素もマイナス。
アモジメチコンなどのコーティング系も若干ビルドアップ傾向にあるので、使うほど質感悪化の可能性ありです。
これらの要素だけで8〜9割がたの成分は貢献度が低いことがわかります。
唯一、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)は蓄積しづらく、かつ非常に良好なコーティング効果を付与します。
この要素と、加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオールあたりが違いを生み出せる数少ない要素と言えるでしょう。
このように見ていくと、全体の中で意味のある処方と言える部分はほとんどなく、
クオリティを感じられる製品とは言い難いことがわかります。
並のトリートメント群の中に埋もれるクオリティで、少し疑問符がつくような要素も中には見受けられます。
コスト的にも、中身に見合ったものとは言いづらく、 肌にリスクが高いのにスキンケア系のエキスを大量に配合するなどちぐはぐな設計が残念なポイントです。
おすすめというレベルには、少し距離を感じるないようでした。