解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サブカテゴリ
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メーカー
P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)ブランド名
Pantene容量
125ml参考価格
1098円1mlあたり
8.8円JANコード
4987176298133ASIN
B0DKWZL5JT発売日
20241119KaisekiID
10227全成分
解析チームです。今回はP&Gが2024年11月に発売した「パンテーン 洗い流さないトリートメント 125mL ニューヨークの桜限定デザイン」を徹底分析。限定デザインという点でコレクターズアイテムとしての価値はありますが、成分面ではいくつか課題が見つかりました。当社の総合評価は620製品中619位(1.79点/5点満点)と、残念ながらほぼ最下位に近い結果に。ただし、使用感(3.4点)と香り評価(4.3点)は比較的高く、日常使いの軽いケアには向いているかもしれません。
業界平均と比較すると、配合成分レベル(0.2点)が特に低く、補修力(2.7点)や保湿力(2.7点)も平均を下回ります。一方で、安全性(0.8点)は標準的で、低刺激設計となっています。価格は1098円と手頃ですが、コスパ評価(1.17点)も低め。美容液成分10,000ppm配合を謳っていますが、実際の効果には疑問が残るデータです。
ステアラミドプロピルジメチルアミン(3級カチオン界面活性剤)が主成分。一般的な陽イオン界面活性剤より刺激が少ないのが特徴で、髪をサラサラに仕上げる効果があります。2018年のJournal of Cosmetic Scienceの研究では、この成分が静電気を87%減少させたとのデータが。ただし、ダメージ修復能力は弱く、深刻な枝毛対策には不向きです。
補修成分として加水分解ケラチン(羊毛由来)とパンテノール(プロビタミンB5)が配合されていますが、その含有量はごく少量。2015年のInternational Journal of Trichology誌によると、効果的な補修には少なくとも0.5%以上のケラチンが必要ですが、本品では26成分中23番目に記載されており、実質的な効果は期待薄です。
メリット:
デメリット:
競合製品と比較すると、例えば「資生堂 フィーノ ヘアマスク」は補修力4.1点、コスパ3.8点と明らかに優れており、本品の弱点が浮き彫りに。ただし、香りや使用感の良さは本品の独自性と言えるでしょう。
このトリートメントは「日常使いの軽いケア」と「香りを楽しむ」ことに特化した商品。深刻なダメージケアを求める方には不向きですが、髪の広がりが気になる方の日常ケアや、限定デザインを楽しみたい方には選択肢の一つになり得ます。
使用シーン別おすすめ度:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。