解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
コーセーコスメポートブランド名
ソフティモ容量
190ml参考価格
320円1mlあたり
1.7円JANコード
4971710300840KaisekiID
8084全成分
数ある洗顔料の中でも、かなり安価の1つ。ソフティモというブランド自体は有名だと思いますが、なぜそんなに安いのでしょうか?
内容としては、クレンジング+洗顔という名称のとおり、ゴリゴリと落としていくタイプの洗浄剤です。
構成は、石鹸をベースに、スクラブ剤とアミノ酸系洗浄剤をミックスしたもの。石けんは洗顔料、スクラブ剤がクレンジング剤の部分を担っているような形です。
ポリエチレングリコールはスクラブ剤のほか、乳化剤としても働きますし、アミノ酸系洗浄剤は石けんの透明化剤としての役割も担っている、という構成です。
1つ言えることは、アルカリ性であるということになるので、全体の脱脂力、クレンジング力は見た目以上に高いものとなるでしょう。
アルカリ性の石鹸がベースということで、基本的に洗浄剤はアルカリ性に寄るほど洗浄力が高くなってしまうため、肌への負担が普通より高いものだと認識しておいてください。
そこに加えて、スクラブ剤、乳化剤がさらに脱脂し、物理的に擦れる構造となっているわけですから、ふつうに洗顔とクレンジングを分けてスキンケアする場合より負担が激増していると言えます。
さらに、石けんによる河川、海の富栄養化の懸念もあるほか、スクラブ剤はマイクロプラスチックの難溶性による海洋の汚染の懸念もあり、使用が禁止されている国もあるほど。
以上のことを考えても、色々とデメリットばかりが多い洗顔料であるな、という印象は拭えません。
安価だから、時短になるから良いというだけでは、この洗顔料の正しいデメリットを認識するには至らないでしょう。
クレンジング後に洗顔をする、という一般的な方向に比べ、このクレンジングウォッシュは無駄に洗浄力が高く、肌や環境にも負荷が高い、およそ何らメリットを得られそうにない製品なのです。
細かいことを気にせず、とにかく手軽に肌をクリアーにできればよい、というシンプルな思考を持っている方にだけ適する洗顔料ということが言えそうです。
逆に、出来る限り肌をケアし、老化を遅らせたい、老けて見られたくないという場合には最悪に近い選択肢となってしまう可能性があるため、こうした製品は選ばない方が得策と言えるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。