Ingredient Analysis

ラウリル硫酸アンモニウム

アニオン界面活性剤 注意成分 23件の商品に配合 ID: 7069
使用に注意が必要な成分です
この成分は一部の肌質・体質に影響を与える可能性があります。敏感肌の方や気になる方はご確認ください。
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-90

安全性
-80

素材の品質
-50

使用感
基本情報
成分名ラウリル硫酸アンモニウム
医薬部外品名ラウリル硫酸アンモニウム
慣用名・別名ALS
INCI名Ammonium Lauryl Sulfate
化学式C12H29NO4S
分子量283.43 Da
由来合成
推奨配合濃度5〜15%
適正pH域5.0〜8.0
EWGスコア7/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 旧指定成分 医薬部外品承認成分
カテゴリ アニオン界面活性剤
ラウリル硫酸アンモニウムの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +90
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 × -80
成分の素材品質・配合価値
安全性 × -90
肌・頭皮への安全性
補修力 × -70
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 × -80
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 × -70
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 -40
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -50
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -40
環境負荷・生分解性の評価

概要

炭素数12のラウリル基を持つ硫酸エステルアンモニウム塩。アニオン界面活性剤の中でも分子量が小さく、皮膚・毛髪内部への浸透性が極めて高い。石油由来の合成洗浄剤であり、起泡力・脱脂力が強力な反面、必須脂質・NMF・皮脂バリアを根こそぎ除去する。タンパク質変性作用も有し、ケラチン構造を傷める。旧指定成分・医薬部外品表示指定成分。ラウレス硫酸塩より刺激リスクが高く、研究用のダメージモデル作製にも用いられる。

ラウリル硫酸アンモニウムの解析

ラウリル硫酸アンモニウムは、アニオン界面活性剤(陰イオン界面活性剤)の一種で、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)のナトリウムイオンをアンモニウムイオムに置き換えた構造を持つ。化粧品・シャンプーの洗浄剤として使われるが、その特性はメリットとデメリットが極端に分かれる。

最大の特徴は分子量の小ささによる高浸透性。ラウレス硫酸塩(ALES)と比べて分子が小さく、皮膚の角質層や毛髪クチクラの隙間へ容易に侵入する。この浸透力が洗浄力の源でもあるが、同時に皮脂バリア・天然保湿因子(NMF)・細胞間脂質を根こそぎ除去し、皮膚の恒常性を崩壊させる。食器用洗剤が食器の油をきれいに落とすように、頭皮・肌の必要な油分まで容量無制限に奪ってしまうイメージがわかりやすい。

さらに深刻なのがタンパク質変性作用。毛髪や頭皮の主成分であるケラチンに変性を引き起こす可能性があり、実際にコスメ研究の分野では「ダメージ毛の再現モデル」作製時にこの成分を意図的に使うほど。つまり、ラウリル硫酸塩で処理した毛髪=ダメージヘアの標準サンプルという位置づけが研究者に共有されている。

歴史的には、石けんが硬水中で泡立たない問題を解決する洗浄剤として登場し、コスト・泡立ち・酸性域での安定性という三拍子が揃っていた。しかし肌荒れ報告が相次ぎ、のちに分子量を大きくしたラウレス硫酸塩へと移行が進んだ経緯がある。日本では旧指定成分・医薬部外品表示指定成分に指定されており、製品への配合時は成分表示が義務付けられている。敏感肌・アトピー肌の方はもちろん、健常な頭皮を守る観点からも避けることが推奨される洗浄剤の代表格。

相性の良い成分

コカミドDEA ラウリルベタイン

相性の悪い成分・混合注意

カチオン界面活性剤 タンパク質加水分解物 セラミド類

ラウリル硫酸アンモニウムを含む商品ランキング

23件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)