総合点
1.43総合ランク
2496個中 2232位成分数
31植物エキスの数
10コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
0注意が必要な素材
0メーカー
夢幻舎ブランド名
ナチュラル容量
310ml参考価格
934円1mlあたり
3円JANコード
4991804621774KaisekiID
8037何やら、髪の傷みが激しい方用の、天然ハーブと海藻エキスなどで補修するヘアパックということです。
ただ、よく聞く天然ハーブや海藻エキスが髪をケアというのは本当でしょうか。そこに根拠はあるでしょうか。
このトリートメント、内容を見ていくと、油剤+カチオン界面活性剤+シリコン+スカルプケア系のエキスで構成されています。
スカルプ系のエキスというのは、アルニカ、オドリコソウ、オランダカラシ・・・といったお決まりの、定番スカルプケアエキスセットのこと。この組み合わせは本当によく出現しますので、覚えておくと良いでしょう。
さて、問題はスカルプケア系のエキスが髪のダメージが激しい方になんのメリットをもたらすのか。
抗炎症、抗酸化作用などをもたらすこれらのエキスは、髪に塗ってもノーチャンスです。髪は生きた細胞ではありませんからね。さらに、髪のダメージを補修するような役割をこれらのエキスがもっているわけでもありません。
褐藻エキス(海藻)は保湿効果を与えますが、これも例えばヒアルロン酸などより良い結果を生み出すかというとそうでもないでしょう。ダメージ部に吸着するわけでもなく、浸透するでも持続性を高めるでもありません。
要するに、植物エキスが激しいダメージ毛に良い効果を与えることは、まずないと考えても差し支えありません。
そういう意味では、このトリートメントに関しては髪のダメージを何とかしたい人にまったく向きません。それどころか、スカルプケア系のエキスが配合されているのに、頭皮に塗ることができないというおまけ付き。
なぜ塗ることができないかといえば、大量のカチオン界面活性剤が配合されているため、頭皮には脱毛剤のように働いてしまう可能性のほうが高いこと。
その強いタンパク変性作用ゆえに、脱毛や肌荒れを引き起こすのがカチオン界面活性剤の特徴であり、そのような特徴があるからこそダメージ部に吸着してサラサラ感を与えることができるのです。
頭皮に塗ってはいけないのです。
特段、値段が高いトリートメントとは思いませんが、中身はちぐはぐで、どんな人にも中途半端に満足度が低くなるとしか思えない内容でした。
髪にも頭皮にもメリットは少なく、あえて使うだけの価値がここにあるとは思えません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。