この記事では、NEXXUS(ネクサス) スムースアンドマネージャブル シャンプーについて解析します。
まず、このシャンプーは、ラウロイルイセチオン酸Na、ラウロイルメチルタウリンNaをベースにしていることがユニークです。それとコカミドプロピルベタインですね。この独特なアミノ酸系、両性界面活性剤のセットはさっぱり感を強調し、洗浄剤は少し控えめといった特徴があります。
白濁させるジステアリン酸グリコールの配合に、3カチ(3級カチオン界面活性剤)であるステアラミドプロピルジメチルアミンの添加があります。
それと、イセチオン酸、ヤシ油、ラウリン酸、カプリル酸などなど、変な表現ですが「破片」のような脂肪酸などが散りばめられている構成です。
これは40年間の毛髪科学研究に基づいた、というこだわりの結晶なのかもしれませんが、相当にユニークなタッチを経験できそうです。
このシャンプーは、さっぱりとした洗い上がりを好む人や、髪が傷んでいる人に向いています。ただし、頭皮が敏感な人は注意が必要かもしれません。
まず、洗浄剤が比較的マイルドで、3カチ(3級カチオン界面活性剤)が配合されているという背景を考えると、ダメージヘアの人に適したものを作ろうとしている面はたしかにあると思います。
ただ、ダメージヘアを修復する、というほど有能ではありませんが・・。包み込みながら洗うような感覚ですね。
NEXXUS(ネクサス) スムースアンドマネージャブル シャンプーの欠点は、3カチ(3級カチオン界面活性剤)にコンディショニング効果を頼っているところです。3カチはカチオン界面活性剤の中では肌にマイルドで危険性は抑えられますが、それでも無いよりはリスクが当然上昇します。
リスクというのは、タンパク変性作用による肌荒れや、脱毛です。
このリスクを許容できないのであれば使用は避けるべきでしょう。
NEXXUS(ネクサス) スムースアンドマネージャブル シャンプーは、そのユニークな使用感は魅力、というか興味は湧きますね。ただ、クオリティは率直に言うと中程度なのかなという印象があります。洗浄剤にしろ、コンディショニング効果にしろ、ベストな選択肢からはかなり遠い感じがしますし、コストを抑えながら試行錯誤した、というタイプの作りなのかもしれません。
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