解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
NEXXUS(ネクサス)容量
440ml参考価格
1366円1mlあたり
3.1円JANコード
4902111772431ASIN
B0BQTP6FL5発売日
20230219KaisekiID
8983全成分
NEXXUS(ネクサス) インテンスダメージリペア シャンプーは、ユニリーバ・ジャパンの新しい製品であり、40年間の毛髪科学研究に基づいた贅沢なこだわり成分による作りをアピールしています。
440mlで1300円前後の価格で、市販品としては少し値段が高めの部類になるかと思います。このシャンプーが果たしてどのようなクオリティを持っているのでしょうか。見ていきましょう。
一筋縄ではいきそうもない、かなり変わった処方といえるシャンプーです。
ベースにラウロイルイセチオン酸Na、ラウロイルメチルタウリンNa。もうこの時点でクセが強いですね。とはいえ、低刺激でさっぱり系、洗浄力は高くないながらも、泡切れよく、すっきりした仕上がり。ここは悪くないですし、肌の弱い人にも安心感があると感じられます。
その他に、イセチオン酸、メチルタウリンNa、カプリル酸、ラウリン酸といった洗浄剤のなり損ないのような成分も散見され、謎めいた処方に拍車をかけています。
さすが、40年間研究してきただけあって、一筋縄ではいかない作りになっています。
このシャンプーの大きなポイントとして、3カチ(3級カチオン界面活性剤)が配合されている点が挙げられます。ステアラミドプロピルジメチルアミンですね。
これ自体はカチオン界面活性剤のマイルド版であって、わりと肌についても即危険性はないという特徴がありますが、無いよりは当然リスクが上昇します。タンパク変性作用というデメリットが。
また、なぜ40年研究してきてシャンプーにカチオン界面活性剤を入れようという結論になったのか、それはちょっと安直な感触改善方法ではないのかな、という疑問も浮かびます。
もっとリスクの少ないコンディショニング成分ってたくさんありますからね。
このシャンプーの添加成分としては、コラーゲンアミノ酸、乳酸、エラスチン、グルコノラクトン、トレハロース、米エキスといったものがあります。
どれも言ったら破片的というか、均一性には欠けるし、浸透性も持続性もあまり期待できないもので、一時的な感じがとてもしますね。コスト的な問題もあるのでしょうが・・。
NEXXUS(ネクサス) インテンスダメージリペア シャンプーは、結論としてはかなりアプローチが独特で、職人芸のような作品、という印象のシャンプーです。
良いシャンプー、というよりは、処方を見て楽しむような、マニア感があるというか、決して素材が良いというわけではないんです。言い方が悪いかもしれませんが、あまり普通は使わないような断片を寄せ集めて、良いシャンプーのような感触を作り上げる、芸術点の高さを狙ったようなシャンプーという感じあるんですね。
怖いもの見たらさで試してみるのはもちろんアリだと思いますし、試してみる余裕を感じられるギリギリのコストであるかなと思います。
謎めいていますが、ちょっと使ってみたくはなりますね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。