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髪の表面に幾重ものコーティングを施し、髪の流れをコントロールする能力が高いアウトバスエマルジョンです。
基本的には保湿効果の高い素材を並べて、くせ毛を重みで伸ばすような作用を期待されるのではないかと思います。
そのための素材の選定というのは比較的本気を感じるレベルと言っていいかと思いますし、クオリティはまずまず高めと言えますね。
ただ、
ある意味で即効性を期待したのか、リスキーな成分を入れてしまっていることは残念です。リスキーな成分というのは4級カチオン界面活性剤3つや細かいところの素材の選定などの部分です。
くせ毛を伸ばそうと言う素材のインパクトは申し分ないだけに、細部に至るまでのクオリティに少々落差が見られるのが残念なのと、やはり肌の危険性という部分はアウトバストリートメントにおいては重視せざるを得ません。
ステアルトリモニウムクロリド 4級カチオン(陽イオン)界面活性剤です。極めて刺激が強いので、髪にだけつけること。髪ダメージ部に吸着して補修。
ベヘントリモニウムクロリド 4級カチオン(陽イオン)界面活性剤です。極めて刺激が強いので、髪にだけつけること。髪ダメージ部に吸着して補修。しっとり系。
ジココジモニウムクロリド 4級カチオン(陽イオン)界面活性剤です。極めて刺激が強いので、髪にだけつけること。髪ダメージ部に吸着して補修。しっとり系。
髪につけたままにする=肌に付着する機会が非常に多くなりがちという面がありますので、
このような4級カチオン界面活性剤を塗りっぱなしにするという状況は好ましくありません。
逆に利点を挙げるとすれば、4級カチオン界面活性剤は塗るや否や髪をサラサラに感じさせるというメリットがあるため、リスクを承知でも配合される場合が多いのです。
ただ、同じような効果を期待するとしても、より肌に安全な素材の選択肢は多数ありますので、この製品の処方はそのような気がきいたものとは言い難いのであります。
艶もでるし均一にコーティングされ、使用感は非常に良さそうなだけにもったいない気がします。良い素材の特徴も最後に挙げておきましょう。
(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク シルクヒートプロテインです。持続性が高く、強固なコーティングを伴うシルク素材で、感触の改善やツヤ、髪の保護効果が高い。
ヒマワリ種子油
アルガニアスピノサ核油