和漢彩染 APTヘアマスクの解析結果

頭皮向けに影響力を与えたいトリートメント。
ヘアマスクというよりも、構造からして頭皮のトリートメントをしたいんだよ、というタイプ。
モロッコ溶岩クレイ、ホノライト、シルト、炭に、各種エキス類の配合などを鑑みれば、普通に考えてスキャルプケア品と見るべきでしょう。
後半の方に申し訳程度にカチオン界面活性剤などが登場しますが、メインは頭皮用のようです。
さて、肝心の効能はいかがか。
まず、頭皮にはメリットもあるにはある、が、同時に髪に対してのコンディショニング成分も含まれるため、デメリットも同じくらい受けてしまいそう。
頭皮に塗ったら、の話だが。
髪に対してカチオン界面活性剤は有益ですが、肌には相当な負担成分でしかありません。高いタンパク変性作用、刺激性を持つため、地肌に塗ることは推奨できません。
対して髪にはどうか。
メインが頭皮用のエキスや泥成分なので、こちらも有益性は一般的なトリートメントよりずっと低いもの。
総合的に見てみれば、使いづらいし中途半端、と見るのが正しいでしょう。
旅先などで一時的に使う分には良いかもしれませんが、日常向きではありません。