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総合点

1mlあたり
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一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性5件・アレルゲン5件・経皮吸収28件
メーカー
オブ・コスメティックスブランド
オブ・コスメティックス(Of cosmetics)容量
145ml参考価格
3498円1ml単価
24.1円JAN
4542667003841ASIN
B095NX3L63発売日
2021年5月25日ID
9349公式サイト
公式サイトを見る使い方
全成分
商品説明
解析チームです。天然クレイ「ベントナイト」を前面に押し出した泡立てないタイプの洗顔料。アミノ酸系洗浄剤3種とオーガニック精油6種を組み合わせた独自設計ですが、成分の数字は少々正直な結果を示しています。
総合点2.74点は平均(3.0点)を0.26点下回る水準。全体的な安全性(3.7点)と補修力(3.8点)は「平均以上」を維持する一方、配合成分のレベル(1.7点)・エイジングケア力(1.8点)・使用感(1.9点)・スキンケア性能(1.9点)の4項目が「要注意」ゾーンに集中しています。1ml単価24.1円でコスパ2.3点という評価も考慮すると、価格に対して成分の処方密度が追いついていない状況が数字から透けて見えます。
平均3.0点を基準ライン(灰色破線)として表示
棒グラフの長さは5点満点中の割合。縦破線は平均(3.0点/60%)を示す。
「泡立てない」クレイ洗顔という設計は洗顔料カテゴリのなかでも異色ですが、それがそのまま使用感スコアの低さ(1.9点)に影響している可能性があります。一般的な泡洗顔に慣れたユーザーには「洗えた感」が異なるため、使用ルーティンを変える必要があります。
ここで見逃せないのが、ココイルグルタミン酸K・TE A・Naという同じグルタミン酸系洗浄剤を塩違いで3種併用している点。3種はいずれも弱酸性・低刺激(EWGスコア2〜3)で、硬水環境でも洗浄力を維持するアミノ酸系の強みを持ちつつ、カウンターイオンの違いによって起泡特性・エモリエント感・吸着挙動を微妙に補完し合う処方設計です。ただし3種とも「単体では起泡力が弱い」という共通の弱点を持つため、ベントナイトのクレイ吸着によって洗浄を補完する構造になっています。単純に「低刺激だから多い方がいい」という発想ではなく、クレイ洗浄との組み合わせを前提とした処方と読めます。
天然粘土鉱物モンモリロナイトを主体とするベントナイト(EWGスコア3)は、層状珪酸塩構造が持つ強力なイオン交換能で皮脂や汚れを物理的に吸着します。推奨配合量1〜10%の範囲内での使用が前提で、過剰配合は乾燥感に直結。本処方では多価アルコール(BG・グリセリン・ソルビトール)と組み合わせることで脱脂しすぎを緩和する設計が見られます。余談ですが、Toxicology Letters誌(2009)の知見によるとベントナイトのイオン交換能はpH5〜7.5で最大化されるため、アミノ酸洗浄剤が確保する弱酸性pHとの相性は理にかなっています。
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマーはメーカー呼称「セラキュート®-L」で知られる機能性ポリマー。セラミドの構造を模した親水部・疎水部の両親媒性設計により、肌表面に薄い保護被膜を形成します。ヒアルロン酸Naおよびグリセリンとの相乗効果が確認されており、3成分が揃う本処方では被膜形成×水分引き付け×保水の三段階アプローチが機能します。ただし洗い流す製品特性上、この被膜の残留時間は限定的である点は理解しておく必要があります。
天然保湿因子(NMF)の主要構成成分として有名な尿素(EWGスコア3)は、1828年にウェーラーが無機物から合成した歴史的にも重要な有機化合物。低濃度(2〜5%)では保湿・角質柔軟化、高濃度(10〜40%)ではケラトリシス(角質溶解)と濃度依存的に効果が変わります。本製品の全成分順から推定すると保湿目的(低濃度帯)の配合と見られますが、グリセリンやヒアルロン酸Naとの相乗効果が確認されており、NMF成分との組み合わせは保湿効果を底上げします。
EDTA-2NaはEWGスコア6で、本処方中で最も注意が必要な成分。製品の品質安定(金属イオン封鎖・防腐増強)に不可欠ですが、皮膚のミネラルを奪う可能性と生分解性の低さ(環境残留性)が業界内で議論されています。配合は処方末尾に近く微量と推定されますが、EU・JP共に規制対象ではないものの感受性の高い肌では刺激反応の報告があります。なお、本成分は防腐成分や抗酸化剤と組み合わせると保存効果を増強するため、1,2-ヘキサンジオールとの協働が防腐システムの骨格を担っています。
処方設計の巧みさ:カプリロイルグリシン × グリチルリチン酸2K × オウゴン根エキスの3成分は、それぞれ独立して5α-リダクターゼ阻害(皮脂分泌抑制)に関与するアプローチを持ちます。加えてラベンダー油・ローズマリー葉油・ニオイテンジクアオイ油はいずれも相互の抗菌作用を高め合う精油の組み合わせとして知られ、頭皮・肌の菌バランス調整という軸で一貫した意図が読み取れます。
注意点:精油アレルゲンの複合リスク
ラベンダー油(EWG:4)・ニオイテンジクアオイ油(EWG:4)・ローズマリー葉油(EWG:4)の3精油が同時配合されています。ラベンダー油はEUでリナロール・酢酸リナリルのアレルゲン表示義務対象成分を含み、ニオイテンジクアオイ油(ゲラニオール・シトロネロール)もアレルギー性接触皮膚炎の報告があります。植物精油への感受性が高い場合は成分リストの確認を推奨します。
アミノ酸系洗浄剤3種+ベントナイトという組み合わせは「泡立てない低刺激クレイ洗顔」という明確なコンセプトに沿った処方です。ただし、洗い流しが前提の製品にセラキュート®-Lや尿素を配合しても残留効果が限定的なこと、エイジングケア・スキンケア機能の有効成分が絶対量として不足していること、精油6種の複合使用でアレルギーリスクが逓増すること ― これらが総合点2.74点という評価に正直に反映されています。
使用シーン別推奨度:
口コミ数が4件と少なく評価の統計的信頼性は限定的ですが、評価点の高さはクレイ洗顔という独自体験への好意的反応と推察され、成分解析の数字(特に成分レベル・使用感の低評価)との乖離が見られる点は注目されます。