もっとも配合数の多い植物エキスは頭皮環境の改善に期待が持たれますが、
髪のコンディショニング効果を期待されるメドウフォーム-δ-ラクトン、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、卵殻膜、ヒアロベールといった素材も配合。
アミノ酸洗浄ベースの他に泥成分も追加して洗浄効率をあげている。
基本的にはまったりした洗浄性だが、泥が物理的に汚れを除去する効果もプラスしてバランスは悪くない。
ただ、微量ながらベヘナミドプロピルジメチルアミン(カチオン界面活性剤)まで配合するのはいかがなものだろう。
これにより、皮膚へのタンパク変性や刺激性がわずかにリスク上昇。
その代わり、髪はスムース感を増す。
全体的にはあらゆる要素が内包されていて、使用感はユニークで満足度が高いタイプです。
洗った感もあるし、仕上がりも良い。
しかし、厳密に成分のひとまとりの質で言うと、少々改善の余地ありと見ます。
コストパフォーマンスからしても、もっとクオリティをあげられる部分がおそらくたくさんあるでしょう。
使った感じだけで言えば、良い製品ですが。。
単にアミノ酸ベースのシャンプーですよ、というレベルではなく、
実に複雑に様々な要素が入り乱れる内容に。