画像準備中総合点

総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
全成分
使った途端にスルっと滑るような印象的な使用感が予想されるオイルです。いや、オイルと呼んだら語弊があるかもしれません。
イソドデカン(炭化水素油)、ジメチコン(シリコーンオイル)に続いて配合されているのが、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル。これは、非イオン界面活性剤で、主にクレンジング剤の主剤として使われる成分ですが、使用感がなめらかになる特徴から感触改良剤として配合されるケースもよく見られます。
リーゼのヘアオイルでもこの特性を活かした処方をとっていると見られ、単純に髪にスムースな印象を付与することでしょう。
ただし、とても強力にクレンジング可能な界面活性剤であるというもう1つの特徴を忘れてはいけません。洗い流さないトリートメントのベースに、この非イオン界面活性剤が含まれることが意味するのは、肌には負担が大きい可能性が決して低くないということです。
非イオン界面活性剤=イオン化しない界面活性剤ということで、使ってすぐ刺激に感じるような特徴はない、ということになりますが、脱脂力はクレンジング剤に使われるほど高いということを理解する必要があります。
髪や頭皮が脱脂され続けたらどうなるでしょう?あえて説明するまでもないですよね。つけたままにするには何かと問題がありそうな製品と感じられるのではないでしょうか。
それ以外の部分では、疑似セラミド、ツヤ系シリコーン、PPG-3カプリリルエーテルがシリコーンと相乗効果でコーティングの均一性を高めます。
概ね悪くないですし、使用感はわかりやすくなめらかになるので基本的に第一印象は良いタイプだと思います。
ただし、安全性を重視するのであれば間違いなくナシ。なめらかになれば何でも良い、というわけではなく、髪がしっかり補修されてスムースになるのと、界面活性剤の一時的ななめらかさをしっかり区別する必要があります。
ヘアケアの理想からすると、どちらかと言うと副作用付きの演出のような手法がとられていて好感度が高いとは言えないように思います。
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