解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
花王ブランド名
リーゼ容量
150ml参考価格
797円1mlあたり
5.3円JANコード
4901301271266KaisekiID
7996全成分
リーゼのスタイリングシリーズはいくつか種類がありますが、構成要素はほとんど似たようなもの。このまっすぐのばせるミストも、肝となっている成分は他と同じです。配合比率の違いで仕上がりの感じを変えているようなものです。
ドライヤーの熱でスタイルをロックする、その役割はポリシリコーン。熱から守る系の素材としては比較的単純な成分ですが、まぁスタイリング素材としてはまぁまぁでしょう。コーティング成分にアモジメチコンが加わっているのは、少し髪に蓄積物が残りそうで心配ですね。ビルドアップにより繰り返し使うほどツヤや指通りが悪化する懸念があります。
さて、ヒートロックシステムについて説明してきましたが、残念なことにおすすめしない決定的な理由が存在してしまっているんですね。
4級カチオン界面活性剤ステアルトリモニウムクロリドがわりと多めに配合されている、という点です。
洗い流さないトリートメントへの配合の場合、カチオン界面活性剤の悪い部分、副作用的な部分が顕在化し、肌荒れや脱毛といった典型的な被害を生じる可能性があります。これは、カチオン界面活性剤の性質そのものなので、とくべつ不思議なことではありません。すすぐからこそ、これらのデメリットを防ぐことが本来できるわけですから。
手っ取り早く指通りがよくなる、というメリットのために配合されがちなカチオン界面活性剤ですが、そのリスクを考えたらまずおすすめすることは難しいです。どれだけスタイリング剤として有能だったとしても、品質の良い紫外線吸収剤が配合されていたとしても、それらを凌駕するリスク=4級カチオン界面活性剤が配合されている時点で忌避すべき商品といえるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。