一般的なコンディショナーと違い、3級陽イオン界面活性剤を据えるなど低刺激処方を特徴として、かつ頭皮ケア系の成分をずらりと並べた内容。
大雑把に言えばトニック剤に限りなく近いような処方で、ヘアケア要素は最小限という印象ですね。
このタイプの製品にありがちな、髪にも頭皮にも良い効果を与えようという考えが透けて見えます。
ただし、やはり中途半端な効能と言わざるを得ません。
基本的にシンプルな油剤、油脂ばかりがベースとなっていますので、頭皮につけるとオイリーに感じます。
そして、3級カチオン界面活性剤とはいえ頭皮につけるのは少なからずリスクがあります。
それでいて、ヘアケア性能はかなり低いばかりか、髪に堆積しやすく繰り返し使うと質感を悪くしがち。
頭皮に良さげなエキス類の配合は少しクオリティを感じますが、そもそも洗い流すのですから効能を十分に享受しにくいでしょう。
多少の頭皮への整肌作用こそ期待できますが、陽イオン界面活性剤ベースであることからも差し引き0といったところでしょう。
良く言えばトータルケアができるコンディショナー、悪く言えばいずれにも効能が中途半端で、良いケアを期待しづらい内容となっています。
様々な成分が並ぶ全成分表ですが、主な目的はスキンケアのようです