解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
EWI Labブランド名
DR ZERO(ドクターゼロ)容量
400ml参考価格
1468円1mlあたり
3.7円JANコード
4582526991087ASIN
B0DBD6ZSVM発売日
20240727KaisekiID
10080全成分
「強力洗浄と頭皮ケアの二刀流?」
解析チームです。今回は、EWI Labから発売された【医薬部外品】DRZERO リデニカルEX ヘア&スカルプシャンプーMENを徹底解析します。みなさん、頭皮ケアって面倒くさいと思いませんか?シャンプーだけでサクッと済ませたい...でも、薄毛が気になる...そんなジレンマを抱えている方も多いのではないでしょうか。
このシャンプー、一見すると頭皮ケアと洗浄力の両立を謳っているようですが、果たしてその実力やいかに?ズバリ言って、このシャンプーは「洗浄重視派」の方向けです。なぜそう言えるのか、詳しく見ていきましょう。
ちなみに、DRZEROというブランド名、「ドクターゼロ」と読むんですよね。医師が監修しているのかな?と思いきや、そうではないみたい。「ゼロから始める」という意味合いを込めているんでしょうか。まあ、ネーミングはさておき、中身を見ていきましょう。
解析結果によると、総合順位は2966個中1491位。総合点は5点満点中2.01点と、正直言って芳しくありません。特に目を引くのが洗浄力の高さで、5点満点中3.7点。これは相当な洗浄力ですね。一方で、髪補修力は1点、育毛力も1点と、かなり低めの評価になっています。
成分を見ていくと、主な洗浄成分としてオレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウレス-4酢酸Na、ココイルグルタミン酸TEAが使用されています。これらは強力な洗浄力を持つ一方で、頭皮への刺激は比較的低く抑えられています。しかし、乾燥肌の方は要注意です。皮脂をガッツリ落としたい方には向いていますが、すでに乾燥気味の方は頭皮のバリア機能を損なう可能性があります。
植物エキスやビタミン類も配合されていますが、その効果は限定的と言わざるを得ません。育毛効果を期待するなら、正直物足りないでしょう。むしろ、頭皮環境を整えるための「下地作り」というニュアンスで捉えるのが適切かもしれません。
1. ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム(ラウレス-4酢酸Na): この成分は、洗浄力が高めながら刺激性が低い特徴を持っています。石鹸のような使用感を求める方に適していますが、酸性域で使用できるため、肌への負担は比較的少なくなっています。
2. N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン(ココイルグルタミン酸TEA): アミノ酸系洗浄剤の中でも特にエモリエント(保湿)効果が高く、肌に非常にソフトな印象を与えます。ただし、単体では泡立ちが弱いため、他の洗浄成分と併用されています。
3. テトラデセンスルホン酸Na(オレフィンスルホン酸Na): これは強力な洗浄力を持つ成分です。脱脂力が高く、強いクレンジング効果を発揮します。ただし、肌や髪への負担がやや高いので、ケアを重視したい方は注意が必要です。
4. グルコシルヘスペリジン: 柑橘系に含まれるフラボノイドの一種で、毛細血管を強化する働きがあります。また、抗酸化作用や抗アレルギー作用も期待できます。頭皮の血行改善に一役買っているかもしれません。
5. ニコチン酸アミド(ビタミンB3): これは水溶性ビタミンの一種で、肌の健康に重要な役割を果たします。透明感アップ、ハリ・ツヤアップ、毛穴の引き締めなどの効果が期待できます。頭皮のエイジングケアに貢献しているでしょう。
話は逸れますが、ビタミンB3って面白い成分なんですよ。実は、ニコチン酸アミドは体内でNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という物質に変換されます。このNAD+、最近の研究で抗老化作用があることがわかってきているんです。頭皮の若々しさを保つ秘密兵器かもしれませんね。ただし、このシャンプーに含まれる量で劇的な効果があるかは...まあ、期待しすぎないほうがいいでしょう。
メリット:
デメリット:
余談ですが、このシャンプーの洗浄力の強さ、まるで「ガソリンスタンドの洗車機」みたいですね。ガッツリ汚れを落とすけど、ちょっと強すぎて塗装が心配...みたいな。頭皮も大切な「塗装」なわけで、過度な洗浄は要注意です。特に、乾燥肌の方は「手洗い洗車」レベルの優しさが必要かもしれません。
ここで、ちょっと専門的な話をしますね。2019年に発表された研究で、過度の洗浄が頭皮のマイクロバイオームを乱す可能性が指摘されています[1]。マイクロバイオームって聞きなれない言葉かもしれませんが、要するに頭皮に住む微生物たちのこと。これらの微生物たちが健康な頭皮環境を維持するのに重要な役割を果たしているんです。だから、ゴシゴシ洗いすぎは禁物。この研究結果を踏まえると、このシャンプーの使用頻度は週に2-3回程度に抑えるのがいいかもしれません。
さて、DRZEROリデニカルEX ヘア&スカルプシャンプーMENの解析結果をまとめましょう。このシャンプー、「洗浄力は高いけど、ケア力は今一歩」というのが正直な感想です。
皮脂が多くてベタつきが気になる方、頭皮のニオイが気になる方には、その強力な洗浄力が魅力的に映るでしょう。しかし、乾燥肌の方や、すでに薄毛が進行している方には、ちょっと刺激が強すぎるかもしれません。
育毛効果を期待している方には、正直言って物足りないでしょう。むしろ、このシャンプーは「頭皮環境を整えるための下準備」と捉えるのが適切かもしれません。つまり、このシャンプーで頭皮をクリーンにした後、別の育毛製品を使用するという使い方がベストなんです。
コスパの面では、総合評価が低めの割に価格が高いので、正直イマイチです。ただ、「とにかく頭皮をスッキリさせたい!」という方にとっては、その洗浄力は魅力的かもしれません。
結局のところ、このシャンプーは「万人向け」ではありません。自分の頭皮の状態をよく知り、本当に強力な洗浄が必要かどうかを見極めることが大切です。使用する際は、週に2-3回程度にとどめ、それ以外の日はより穏やかなシャンプーを使うなど、工夫が必要でしょう。
さあ、あなたの頭皮は何を求めていますか?強力洗浄?それとも優しいケア?DRZEROリデニカルEX、あなたの頭皮のニーズに合っているでしょうか?ぜひ、自分の頭皮としっかり対話してみてください。そして、本当に必要なケアを見つけてください。頭皮だって、あなたの大切なパートナーなんですから。
重要なポイント:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。