シルクがほとんど入っていないのに「THE SILK」という名前の不思議なブランド。
こちらのヘアマスクの方は、プレミアムと謳う割にはふつう。ただ、THE SILK比ではマシな方。
というのも、4カチ(4級カチオン界面活性剤)がベースに組み込まれ、シリコーンやら油脂やら、セラキュートといったように、やっとやる気になってきたか?という処方が見られるから。
ただし、やる気になったと言ってもこれでやっと並のトリートメントのレベルだということ。トリートメント界隈ではまったくプレミアム感はないし、そもそもSILKはどこ?
あまりに普通すぎるトリートメントであるので、ヘアマスクとしては十分に機能しない。世間で言う、並のトリートメントを使った程度のヘアケア能力。
セラキュートやメトキシPEG/PPG-7/3アミノプロピルジメチコンがあるではないか、と言われるかもしれないが、成分数やら序列を見たらわかるように効果を期待するほどの存在感は・・。
持続性、浸透性、即効性のどれも高いとは言えず、さほど特徴のないトリートメントの1つに過ぎないという印象。個性が欠ける、マスク能力が欠けるというのがデメリット。
「極上シルクで髪を包む、新しい美髪体験。」この言葉を信じて買った人に、中身が実はシルクっぽい仕上がりと感じさせるオイル配合というだけであることでどう説明するのだろうか。
嘘でもシリル化シルクのようなものが入っていれば納得感がありそうなものだが、そういう意味ではあまりに普通すぎやしないか。
有名サロンの美容師が絶賛しているとしたら、美容師の言うことはあまり信用ならん、ということにならなければ良いのだが・・。
決して劣悪な商品というわけではなく、説明文があまりに自信満々なので、現実との乖離があるよ、ということをお伝えしたかったということですね。
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