カテゴリ:シャンプー
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収9件
メーカー
ヴェレダ・ジャパンブランド
ヴェレダ容量
200ml参考価格
2860円1ml単価
14.3円JAN
4560449879804ASIN
B09BFG67B7発売日
2021年8月19日ID
11796製造国
日本開発処方シリーズ名
セージ ヘアシャンプー対象の髪タイプ
頭皮ケア向け公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。ヴェレダ(WELEDA)のセージ ヘアシャンプーを成分レベルで掘り下げます。全成分はわずか10種というミニマル処方ながら、洗浄剤の顔ぶれと保湿オイルの選定に明確な意図が読み取れる一本です。
総合点は2.37点(平均3.0点比 −0.63点)で、全カテゴリが平均を下回る結果となりました。スコアの内訳を見ると、洗浄剤の品質3.7点と洗浄力3.3点だけが相対的に水準を保っており、残る配合成分レベル・髪補修力・スカルプケア力はいずれも1.3点と「要注意」ゾーンです。
「頭皮ケア向け」という位置づけに対して、実際にスカルプに作用する成分はシルト・セロリ種子エキスの2種のみ。配合順も後半に近く、処方の重心は明らかに洗浄系にあります。洗浄剤としての完成度は平均以上を確保しているものの、スカルプケアや補修の観点からは成分数・配合内容ともに物足りなさが否めません。
配合順2番目に位置し、処方の洗浄の主力を担うアニオン界面活性剤。EWGスコア6、かつGHS皮膚感作性1Bに分類されており、成分データベース上の注意ランクとしては本処方内で突出しています。推奨配合量は3〜10%で、同様の洗浄系商品では標準的な主剤ですが、「頭皮ケア向け」に設計された商品の主役を担うには皮膚バリア機能への影響が懸念されます。ラウリル硫酸Naにエチレンオキサイドを付加した改良型である点で旧世代より皮膚浸透性は低く、皮膚刺激性を一定程度抑制した設計ではあります。
3種すべてEWGスコア3、生分解性0.75〜0.90と高い数値を持つアミノ酸系洗浄剤が揃います。洗浄剤の品質スコア3.7点の主要因はこの3成分です。ococoイルグルタミン酸TEAは毛髪吸着性に優れたコンディショニング型、ококоイルアラニンTEAは弱酸性下での泡立ちと安定性、ококоイルグリシンKはクリーミーな泡質とさっぱりした仕上がりを担う役割分担があり、SLESの洗浄力を補完・調整する処方設計と読み解けます。ただし、ококоイルグリシンKはpH適正域が6.0〜8.5とやや広めで、SLESの強酸性域との組み合わせには処方pHの管理が必要です。
アフリカ南部原産のマルーラの木(現地語で「神の木」)から採取される植物オイルで、オレイン酸約70%・リノール酸約10%・ビタミンE・フィトステロールを含有します。EWGスコア3、経皮吸収リスク0.40と浸透力も確保されており、細胞膜との親和性の高さから持続的な保湿効果が期待されます。ブドウ種子油(EWG2、生分解性1.00)と組み合わさることで、リノール酸由来の抗炎症作用とオレイン酸による脂質補修が相乗効果を形成する設計になっています。
EWGスコア1、経皮吸収リスク0.80と本処方内で最も浸透力が高い成分。人体の皮脂成分にも含まれるため頭皮・毛髪との親和性が高く、軽いテクスチャーでべたつかずにエモリエント効果を発揮します。ただし生分解性は0.60と他のオイル成分(マルーラ油0.90・ブドウ種子油1.00)より低めで、環境負荷の観点では中程度の位置づけです。
保湿・収れん・抗酸化の3つの作用を持つセリ科由来エキスで、スカルプケアコンセプトの主要根拠成分です。推奨配合量0.01〜1.0%と幅が広く、実際の配合量は後半の配合順から微量と推定されます。余談ですが、セロリ種子にはフロクマリン類(ソラレン)が含まれており、紫外線吸収剤との光毒性相乗リスクが成分データベース上に記録されています。日光に強く当たる日の屋外使用後は留意しておくと安心です。
「環境負荷は少ないが、処方の中身がコンセプトに追いついていない」という評価が率直なところです。
生分解性0.84・マイクロプラスチックフリーという環境指標は本物で、ナチュラル系ブランドとしてのポリシーは成分に反映されています。しかし総合点2.37点が示す通り、スカルプケア・補修・保湿のいずれにも「要注意」スコアが並んでおり、名称やブランドイメージが先行している状態です。
「ヴェレダというブランドへの信頼感から選ぶ」という動機は理解できますが、成分表を見てスカルプケア効果に期待して購入するとギャップが生じやすい一本です。
使用シーン別推奨度:
口コミデータは現時点で収集できていないため照合はできませんが、ブランドファンの評価とスコアの乖離が生じやすいタイプの商品と推測されます。
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