カテゴリ:シャンプー
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
EU規制の成分が検出されました(1件)
この商品の強み TOP3 5点満点
そのほかの項目 点数の高い順・点線は中間の 2.5
メーカー
株式会社きものブレインブランド
Itoguchi容量
400ml参考価格
3197円1ml単価
8円JAN
4580049601131ASIN
B0BZP8WN9XID
11776製造国
日本シリーズ名
みどりまゆ BODY & HAIR対象の髪タイプ
全身洗える高保湿タイプ詰め替え
あり発売年
2022年公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
Itoguchi (イトグチ) みどりまゆ BODY & HAIR モイストシャンプー株式会社きものブレイン
■ 総合3.23点|洗浄品質は優秀、補修力は要注意水準

シャンプー内の順位
2,498個中1,123位
上位 45%(中位)
安全性の判定
注意が必要な成分 16つ(EWG3以上: オレンジ果皮エキス(3)、オレンジ油(3)、グレープフルーツ果皮油(4))
解析チームです。今回は『Itoguchi (イトグチ) みどりまゆ BODY & HAIR モイストシャンプー』を見ていきます。
洗浄剤の品質スコアは4.5点(平均3.0点)と突出している一方、髪補修力は1.2点にとどまります。気になるのは「全身洗えるシルクシャンプーとして、ダメージを受けた髪にどれほど応えられるのか」という点です。答えは成分表にあります。
総合3.23点は標準的な水準ですが、洗浄剤の品質はトップクラスの4.5点です。一方で髪補修力は1.2点と要注意レベルにあり、全身ケアとしての強みと、ヘアダメージケアとしての限界がはっきり分かれる1本です。
シルク由来タンパク質(フィブロイン)に脂肪酸を結合させ、洗浄力と保湿を一つの分子に持たせた二機能型の洗浄成分です。洗いながら毛髪にアミノ酸を届けられるため、洗い流し後のきしみを抑えます。配合順は11番目とやや後方ですが、同じくシルク由来の加水分解セリシンと組み合わさることで保湿の厚みが増す設計です。原価が高くプレミアム処方に限られることが多い成分で、3,197円という価格帯と整合しています。
EWGスコア1(最安全)で生分解性も1.00と、安全性・環境負荷の両面で高水準な成分です。この処方ではBG(1,3-ブチレングリコール)・プロパンジオールという2種の保湿多価アルコールと共存しており、3種の相乗効果によりべたつきを抑えながら水分を保持します。クエン酸との組み合わせが弱酸性のpHを維持し、使用感3.7点(平均3.0点)を底上げしている保湿設計の中心です。
EWGスコア6と高く、EU化粧品規制(Annex III)で配合量の上限が定められています。フロクマリン類(紫外線と反応して肌を傷める光毒性物質)を含むため、洗い流さない製品では使用が厳しく制限されます。シャンプーとして使う分には残留量は限られますが、この処方にはオレンジ油やグレープフルーツ果皮油など同様の光毒性リスクを持つ精油が重なっており、安全性スコア2.5点(平均3.0点)の主要因となっています。
ラウロイルメチルアラニンNaやラウロイル加水分解シルクNaを核とした3種のアミノ酸系洗浄成分に、コカミドプロピルベタイン(ヤシ油由来の両性界面活性剤)が泡立ちと刺激緩和を補助しています。硫酸系洗浄剤(ラウレス硫酸Naなど)を使わずアミノ酸系のみで洗浄系を組んだ設計が、洗浄剤の品質4.5点というトップクラスの評価につながっています。
@cosmeでは5.1/7.0という評価がついており、洗い心地の良さは口コミとも一致しています。
全身対応という設計上、髪の内部補修は優先されていない処方です。加水分解ケラチン(切れた毛髪タンパクを補う成分)・セラミド・ボンドビルディング系成分が配合されておらず、シルク成分が洗浄剤型に転換されているため補修力に直結しません。「ダメージ髪にどれほど応えられるのか」という問いへの成分表からの答えは、表面を整えるにとどまる設計、となります。
ポリクオタニウム-10(毛髪の負電荷に吸着するコンディショニング高分子)とステアラミドプロピルジメチルアミン(帯電防止を担うカチオン成分)による表面コーティングはありますが、髪の内側への働きは持ちません。補修力1.2点(平均3.0点)という大幅な低さは、設計の優先順位そのものを反映しています。
一言で言うと、洗浄品質は突出しているが髪の補修機能を持たない、全身ケア特化のシャンプーです。洗い上がりのなめらかさと精油の香りを重視する方に向く一方、ダメージを積極的に補修したい方には別のアプローチが必要です。
洗浄成分が弱酸性域(pH 4.5〜6.5)で安定する処方のため、ぬるま湯でしっかりすすぐとシルク由来成分の残留を促しやすくなります。ダメージが気になる毛先には、洗い流すトリートメントを別途組み合わせると補修効果を補えます。
余談ですが、日本化粧品技術者学会の研究によると、シルクフィブロイン由来のアミノ酸は毛髪の損傷部位に選択的に吸着する性質を持つことが報告されています。洗浄剤型でもその吸着の一端は期待できますが、働きは補修よりも手触りの維持に近いものです。まずは2週間ほど使い続けて、洗い上がりの指通りの変化を確かめてみてください。
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