カテゴリ:シャンプー
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性9件・アレルゲン12件・経皮吸収34件
メーカー
株式会社きものブレインブランド
Itoguchi容量
400ml参考価格
3197円1ml単価
8円JAN
4580049601131ASIN
B0BZP8WN9XID
11776製造国
日本シリーズ名
みどりまゆ BODY & HAIR対象の髪タイプ
全身洗える高保湿タイプ詰め替え
あり発売年
2022年公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
解析チームです。きものブレインが展開する「みどりまゆ BODY & HAIR モイストシャンプー」を解析します。ボディ・ヘア兼用を謳うナチュラル系処方で、洗浄剤の品質が際立つ一方、安全性の数字を押し下げる成分群も存在します。
総合点3.23点は平均(3.0点)をわずかに上回る水準ですが、スコアの内訳には大きな偏りがあります。洗浄剤の品質4.5点はトップクラスで、同価格帯シャンプーの平均と比較しても突出しています。一方、髪補修力1.2点は要注意レベルで、これはシリコーン・加水分解タンパク質の補修専用成分をほぼ持たない処方設計によるものです。
使用感3.7点は平均以上で、アミノ酸系洗浄剤4種の組み合わせが泡立ちと肌当たりの両立に寄与していると読めます。ただし全体的な安全性は2.5点(やや物足りない)と低め。精油・エキス類が成分全体の3分の1以上を占めるという処方の傾きが、この数字を引き下げています。
精油・柑橘系エキスが処方の重心。香り設計の濃密さが特徴である一方、後述の安全性スコアへの影響源でもある。
主洗浄剤にはタウリン系(ココイルメチルタウリンNa)、アラニン系(ラウロイルメチルアラニンNa)、改良型アラニン系(ラウロイルヒドロキシエチル-β-アラニンNa)、そしてシルク由来のラウロイル加水分解シルクNaという4系統を配合。この設計が洗浄剤の品質4.5点(トップクラス)の根拠です。
それぞれ異なるpH適正域と泡質特性を持ち、ラウロイルメチルアラニンNaとコカミドプロピルベタインの組み合わせは増粘・起泡の相乗効果が確認されています。ラウロイル加水分解シルクNaはシルク由来アミノ酸配列を保持しながら洗浄活性を持つ「二機能型」で、原価が高いためプレミアム処方に限定されることが多い成分です。
シルクフィブロイン由来タンパク質にラウロイル基を縮合結合させたアニオン界面活性剤。分子内のアミノ酸配列が毛髪タンパク質と親和し、洗浄と同時に保湿コンディショニングを発揮します。推奨配合量2〜5%、生分解性0.80と環境負荷も低い。ただし髪補修力1.2点という数字が示すとおり、毛髪ダメージへの実質的な補修効果はこの成分単独では限定的であることを念頭に置く必要があります。
EWGスコア1(最安全)のグリセリンとBGは、成分間相互作用データで相乗効果が確認されている組み合わせです。グリセリンの三価アルコール構造による吸湿保水とBGの防腐補助・溶剤機能が共存し、メチルグルセス-20(EWG2)のべたつきのない保湿皮膜形成とも連動します。余談ですが、慶應義塾大学医学部の研究グループによると、グリセリンは角層水分量を短期間で有意に増加させることが確認されており、この成分の配合意義は数十年越しに科学的に裏付けられ続けています。
クレソン(オランダガラシ)由来エキスはR-spondin1産生促進による育毛作用が知られ、ゴボウ根エキスは17型コラーゲン産生促進による毛母細胞の保護効果が研究されています。ゴボウ根エキスはEWG1で安全性も高く、セージ葉エキス・セイヨウキズタ葉/茎エキスと合わせてスカルプケア成分が5種類並びます。ただし育毛効果のスコアは2.4点(やや物足りない)で、これらの配合量が処方後半に位置することを考えると、期待値はスカルプ環境の補助改善程度に留めるのが現実的です。
ベルガモット果実油はEWG6、EU規制Annex IIIの制限成分。フロクマリン類(ベルガプテン)による光毒性リスクがあり、配合濃度に厳格な上限が設けられます。テレビン油はさらにEWG7で、EUのフレグランスアレルゲン表示義務対象成分を含みます。GHS感作性1B物質は本製品に9成分(オレンジ油・グレープフルーツ果皮油・ショウガ根油・ステアラミドプロピルジメチルアミン・チョウジ油・テレビン油・ベルガモット果実油・ライム油・レモン果皮油)が確認されており、安全性スコア2.5点(やや物足りない)の主因はここにあります。シャンプーという「洗い流す製品」である点が光毒性リスクの実質的な軽減要因にはなりますが、アレルゲン性のある成分が12種類あることは念頭に置いておきたい数字です。
⚑ 注意:ベルガモット果実油(EWG6・EU制限成分)、テレビン油(EWG7)が中〜高リスクゾーンに位置。GHS感作性1B成分9種、アレルゲン性あり12種。
「洗浄設計は一流、補修はお休み、香りはリゾート仕様」
トップクラスの洗浄剤品質を誇りながらも、処方の3分の1を精油・柑橘系エキスが占めるという、ヘアケアシャンプーとしては珍しい重心の製品です。ナチュラル・オーガニックを訴求するブランドアイデンティティが処方に色濃く反映されており、香り体験とマイルド洗浄を最優先にしていることが数字から読み取れます。
@cosmeスコア5.1/7.0は平均以上の支持を示しており、使用感の良さ(3.7点)と一致しています。ただし解析上の安全性2.5点・補修力1.2点という課題は口コミには反映されにくい側面であり、この乖離は「体感は良いが成分設計上のリスクは別問題」という典型的なパターンです。
使用シーン別推奨度:
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