カテゴリ:シャンプー
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総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
CMR発がん性・EU規制の成分が検出されました(2件)
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収18件
メーカー
ミルボンブランド
ミルボン(MILBON)容量
1000ml参考価格
3560円1ml単価
3.6円JAN
4954835112970ASIN
B00I2M9ILA発売日
2013ID
11792製造国
日本シリーズ名
プラーミア バランシングスカルプ対象の髪タイプ
頭皮の乾燥・かゆみ・フケ向け詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。「頭皮の乾燥・かゆみ・フケ向け」と銘打たれたスカルプシャンプーですが、成分構成を精査すると、その訴求と数値の間に見過ごせないギャップが存在します。1000ml・3560円という業務用サイズの価格設定も含め、冷静に読み解きます。
総合点2.46点は解析ドットコム平均(3.0点)を0.54点下回る「要注意」水準。特に際立つのが、スカルプケア力0.9点と髪補修力1.6点という2項目の低さです。スカルプケアを主訴求する製品でスカルプケア力がここまで低いのは、処方と訴求の乖離として直接的に問題視すべきポイントです。
一方で洗浄剤の品質は3.3点と「標準的」な水準を確保しており、主洗浄成分の組み合わせ自体に極端な問題があるわけではありません。全体的な安全性2.2点・配合成分レベル2.0点という評価も、環境・安全性データの一部が引き下げ要因になっています。保湿力2.5点・使用感2.7点はこの中では相対的にマシな項目ですが、いずれも平均以下。育毛効果は1.7点と「要注意」水準で、専用育毛シャンプーと比べると機能的根拠が薄い処方です。
本製品の主洗浄成分のひとつで、EWGスコア6は今処方の中で最高値。スルホコハク酸系の中でもPOE鎖を持つことで単純なスルホコハク酸2Naよりやや低刺激とされますが、CIR(米国化粧品成分審査委員会)の評価は「Safe with Qualifications(条件付き安全)」に留まります。頭皮の乾燥・かゆみを訴求するスカルプ向け製品のメイン洗浄成分としては、刺激ポテンシャルの観点でミスマッチが生じやすい組み合わせです。スカルプケア力0.9点という数値は、この洗浄剤の選定が大きく影響していると見られます。
GHS感作性1B物質に分類される成分で、データ上注意が必要な項目です。コンディショニングポリマーの原料として配合されていますが、アニオン性ポリマーとの混合で沈殿を生成するリスクも指摘されており、処方安定性の観点からも扱いが難しい成分です。経皮吸収リスクは0.60とこの処方内では高い水準に位置します。
黒豆を加水分解して得られるイソフラボン・アントシアニン・アミノ酸の複合素材。EWGスコア1(最安全域)で、生分解性0.95と環境負荷も低い成分です。余談ですが、2019年に日本農業研究機構が発表した研究によると、黒豆由来アントシアニンには酸化ストレス軽減効果が確認されており、頭皮環境の維持に一定の理論的根拠があります。ただし配合順を見ると先頭に位置しているものの、加水分解エキスの実際の配合量はごく少量のケースが多く、機能成分としての実効性は限定的と見るのが妥当です。
グリセリン(EWG:1)とBG(EWG:1)はこの処方内で唯一確認できる相乗効果の組み合わせです。グリセリンの三価アルコール構造による吸湿・保水機能にBGの保湿補助・防腐補助が加わり、保湿力2.5点の下支えをしています。ただし両成分ともシャンプーのリンスオフ製品では洗い流されるため、「使用後の持続的な潤い」への寄与は留置型の製品に比べて限定的です。BG単体では経皮吸収リスク0.60と高め。この数値は「有効成分の浸透キャリアとしての機能」を示唆しますが、本製品で強力な有効成分が配合されているわけではありません。
食品添加物としての使用実績がある酸性域防腐剤で、EUはAnnex III(使用制限成分)に指定しています。推奨配合量0.1〜1.0%の範囲内での使用であれば安全性は確保されますが、頭皮の敏感化が懸念される乾燥・かゆみ向け製品の防腐剤として選択されている点は、一部の使用者にとってリスク要因となりえます。クエン酸との拮抗に注意が必要な成分でもあります。
「スカルプケア」の看板と処方の実態が、最も乖離しているシャンプーのひとつ。
頭皮の乾燥・かゆみ・フケに特化した製品として市場に出ていますが、メイン洗浄成分のEWGスコア6・GHS感作性1B成分の配合・無水エタノールの経皮吸収リスク0.90という三点セットは、敏感・乾燥頭皮向けとしてはむしろリスク要因が重なっています。生分解性0.81という環境優位性と、グリセリン×BGの保湿シナジーは処方上のプラスですが、それだけでは総合点2.46点の水準を覆すには至りません。
使用シーン別推奨度:
@cosmeスコアは5.5/7.0とユーザー評価が解析評価より高い傾向があり、「使用感の滑らかさ」や「泡立ち」に対するポジティブな印象が評価を下支えしているものと推測されます。一方、成分構成の詳細に踏み込むと、スカルプケア機能への期待に対しては科学的根拠が薄く、口コミ評価との乖離が生じている可能性があります。
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