解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
(株)I-neブランド名
ボタニスト容量
490ml参考価格
1512円1mlあたり
3.1円JANコード
4582521680726ASIN
B08TXDPVGH発売日
20210303KaisekiID
6935全成分
低価格のボタニカル系ながら、素材のチョイスは光る。
髪の潤滑性とツヤを改善するトリートメントとしては期待値の高い構成となっています。
18-MEAと呼ばれるキューティクルを接着する成分の補給効果をもたらすセテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク、イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェートという成分を配合。
さらに浸透性を高めるペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)、髪に弾力をもたらし、疎水化により潤滑性を高めるゼイン、メドウフォーム-δ-ラクトン、シリコン並に滑りを与えるアルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHClの配合など、十分に効果が期待できるレベルで処方が組まれているのではないでしょうか。
配合成分に関してはとても優秀です。額面通りに受け取ればとても潤滑性の高い仕上がりを期待できるトリートメントと言っていいと思います。
ただし、気になる部分としては全体的に成分数が多いことと、値段を考えると良い成分の配合量はかなり低いのではないかという疑いが拭えないこと。
名目上は配合されていることになっていても、あるかないかわからないような配合量では当然効き目もありません。
全成分表は配合量の多い順で記載されているとはいえ、微量の成分に関しては順不同で記載されている部分も大いにあります。
ですので、極端に言えば上位のゼインやメドウフォームラクトンあたりでも極めて低い濃度であることも珍しくありません。
そして、やはり値段が非常に安いものは、それだけ低濃度である可能性も高くなります。
前述したような有効成分の数々がさほど入ってない状況だとすると、効能としてはベース部分の単純なコンディショナーのような作用がメインであり、それ以上にはあまりヘアケア効果を感じられない仕上がりになる可能性もなくはありませんね。
ゼインやペリセアなどのように、美容でもある程度効果を発揮してくれる成分によって多少髪に弾力をもたらすことはできそうな感じがします。
それらの問題があるにせよ、この値段である程度質の高い補修素材を使えるというメリットは確かにあると思います。
もし予想を裏切って、この値段で有効成分がしっかりと配合されている、ということになれば試さない選択肢はないと言えるほどおすすめしたくなる商品と言えるでしょう。
特にキューティクルのパサつきを抑えるなどツヤ、潤滑性の改善に非常に優れた効果を発揮するでしょうし、これは同じような値段の市販品では得られないクオリティであると言えます。
もし、極端な配合量でなければ、の話ですが。
いくつか怪しい部分はありますが、試してみる価値はありそうな良い内容です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。