解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
(株)I-neブランド名
BOTANIST容量
80ml参考価格
1813円1mlあたり
22.7円JANコード
4582267396707KaisekiID
7386全成分
ヘアオイルとしては平凡。シリコンや炭化水素ベースで植物オイル配合というような、ボタニカルでもなければスペシャルでもない、どこにでもあるようなヘアオイルです。
特にそれが悪いということはありませんが、ボタニストボタニカルというような商品名でありながらよくあるシリコンベースでしたというのでは納得しない消費者もいるのではないでしょうか。
それはさておき、もう少し気にした方がいいリスクもあるようです。
ボタニカルと言いながらさほどボタニカルではない、というのは特に体に害があるわけではありませんが、グレープフルーツ果皮油やオレンジ果皮油に関してはれっきとした光毒性というがいがあります。
紫外線エネルギーを蓄積して一気に放出するため、シミや刺激性の原因になるという現象が光毒性と言われますが、洗い流さないヘアオイルにこの成分が含まれるというのは好ましいことではありません。
よく防腐剤の代わりとしてこれらの果皮油が配合される例がありますが、ボタニカルにこだわるあまりよくある防腐剤よりもリスクを取ってしまうという間抜けな処方です。
ベースが全然ボタニカル感がないので、無駄にボタニカル缶を防腐剤の部分で出そうとした結果がこれです。
なので、何事も中途半端なのは一番良くありません。
中途半端な処方を組むと、こういうツッコミどころがどうしても出てきてしまいます。
微量のメドウフォームラクトンの配合など、少しダメージケアに寄与する要素は含まれますが、全体としてヘアオイルとしての性能は極めて平凡です。
よくある市販のヘアオイルと比べても、メリットを見出すことは困難でしょう。
その割にリスクを抱えている面があるのであえてこの製品を使うべきという理由は乏しいように思います。
潤滑性という面でも、しっとり感という面でも中途半端な処方になっていて、満足度としては可もなく不可もなくといった感想になる可能性が非常に高いと思われます。
そして何より、ボタニカルな製品を選ぶことを重視しているほうにはそれほどボタニカルではないですよという点を強調してお伝えしたいと思います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。